田舎に帰ろう
私は北信州の山奥で生まれました。
生まれてすぐ、関東に引っ越したので、
そこが出身地でも地元でもありません。
ですが、最近常日頃、
そこが私の「帰る場所」だと感じています。
先日、地方を旅するTV番組を観ました。
そこには、
雄大で融通の効かない
自然の姿が映し出されていました。
その姿を見て、
無意識のうちに涙を流した私。
驚きました。
今までTVで自然を見て
綺麗と思うことはあったものの、
流石に涙を流すことは無かったので。
美しい、雄大、だけでなく
いつ、どんなときでも、
そこにあり続けることを辞めず、
ただ「自然」であり続けること。
周囲が激変激変しようとも動じず、
しなやかに変化をしながらも、
「自然」であり続ける。
その姿は、私が思い描く、私の理想像でした。
「自分」自身を許容し、
たとえあらゆる変化に巻き込まれようとも、
「自分」であり続ける。
変化に上手く適用し、
必要に応じて「自分」の形を変えながら
「自分」の根幹は決して曲げない。
そんな生き方をしたいと、ここ最近常日頃に思っていると、
自然と共に生きることは、
その生き方を学び、体現することができるんじゃないか。
なんて安直な考えを持ってます。
だから「田舎に帰ろう」なんて、
安直すぎやしないかとも思いますけどね笑
でも、安直な考え方に期待を抱いてもいいんじゃないかな、
とも思います。
都会にいようとも、田舎にいようとも
自分に対する課題はあり続けるわけで、
それと自分自身が対峙する事は変わりありません。
ただ、自分が望む環境、
適した場所でそれと向き合う方が、
成長の速度も密度も違う。
と、私は思います。
子供を育てる環境のため、
都会のストレスフルな環境から逃れるため、
田舎(地方)に移住する人がいると良く聞きます。
それも田舎に帰る、あるいは移住する
ひとつの手だし、
その人たちにとって、
人生における選択のひとつだと思います。
だとしたら、
人として成長するために田舎に帰るのも、
人生の選択としては良いんじゃないかな。
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