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常に変化を!ロックな生き方を!歌を止めるな CHATMONCHY (チャットモンチー)について
◆なぜCHATMONCHY (チャットモンチー)が好きなのか
最初に私が勤務した会社では標語みたいなものがあって
人生を豊かにする人になる○個の方法みたいなものがいくつか書いてあって
その1つが『喜怒哀楽に富む』でした。
他の標語については、忘れてしまったけどこの言葉は今でも覚えています。
やっぱり人生の生き方って凄く大事で、天気のように色々なシーンがあるのが人生だと思うので、その時々で常に変化を考えて自分の選択で人生を楽しんでいくことが大事なんじゃないかなと思って今日も生きています。
今日は、私が好きなロックグループ
CHATMONCHY (チャットモンチー)
について説明をしたいと思います。
彼女たちがどんなグループなのかは、私が紹介するまでも無く
たくさんの動画やザックリ紹介している色々なサイトがあるのですが、
そのほとんどが、調べた出典記載が無いですよね。
つまり、他の紹介サイトでの2次加工なんて場合もあるかもしれなくて
結局、何が本当で何が事実で無いのかの判断がつかないですよね。
それの情報ならば、私が調べて纏めて書くということに何の意味も無いのです。私が意味を成すのは、私自身がネットの海に漂う『チャットモンチーのインタビュー記事』及び「いっぴき」(ちくま文庫 高橋久美子)のようなエッセイなどを購入して読み、また国立国会図書館で過去のRockingonJAPANを初めとした雑誌や彼女たちが取り上げられた書物などを全て私自身が実際に読み返して、私が調べた事実及び、当時TVなどで彼女たちが音楽番組で語っていた事実のみを再度確認して再編集にした内容で私なりに紹介するということだけです。
ネットにあるどの記載内容よりも詳しく彼女たちの魅力を歩んだ歴史と事実をベースとして説明できればと思います。
何かの縁でこのnoteを見てくださっているあなたにとってプラスになれれば光栄です。
CHATMONCHY (チャットモンチー)
を私が好きな一番の理由は私の人生観である『喜怒哀楽に富む』
つまり『たくさん笑ってたくさん泣いて』ということなんだけど、
それがあるグループで、そして何よりも『生き方が凄くロック』
もう思わず、誰かに話したくなる感じでの素晴らしいグループなんです!!
曲の1つ1つが疾走感があるものや、独特の世界観のある歌詞
そして何よりも彼女たちの1つ1つの選択している行動に勇気づけられた人が多い!!
曲や映像を見ると思わず泣いちゃうという人が多い。
公式Youtubeチャンネルのコメントにもそんなコメントも凄く多いです。
生き方やグループとしての在り方に「らしさ」が凄く詰まっていて
落ち込んだり1人でいる夜に「ただ寄り添ってくれる」そんな姿勢が素晴らしいです。
もしかしたら、このnoteを見てくださっているあなたも、
読み終わった頃にはこんな私のように誰かに話したくなっているかも。
CHATMONCHY (チャットモンチー)のメンバーを紹介するにあたり
まずは彼女たちの1人1人の歴史と3人になるまでの出会い
そして各メンバーでの音楽の出会いを紹介できればと思います。
◆橋本絵莉子(ギター・ボーカル)愛称:えっちゃん
徳島県徳島市出身 徳島県立城東高等学校卒業
橋本さんの音楽との出会いは、中学生の時の吹奏楽部とお兄さんがバンドをやっていたこと。お兄さんのライブを見て、憧れ『音楽で生きていく』と決心をしたものの、高校生になるまでバンドをやらせてもらえませんでした。
高校生になり、ギターのバンドメンバーとしてバンドを組むものの
『自分のやりたい音楽をやれるように自分のバンドをもう1つ持つ!』と決意。
高校2年生の春にベースの子は同じ高校の友達の女の子で、ドラムはライブハウスで知り合った違う高校の一つ年上の女の子と3人でバンドを組みます。
女の子3人でのバンドなので、可愛い名前にしたいとして
ドラム担当の女の子が『モンチー』を入れたいとして提案。
3人で『モンチー』にあう言葉を辞書で探して、言葉の響きで『チャット』に決定。
ここに2000年春に女性3名での日本の音楽シーンに記録を残すロックバンド『チャットモンチー』が誕生したのでした。
◆福岡晃子(ベース)愛称:あっこびん
徳島県徳島市出身 徳島県立城東高等学校⇒鳴門教育大学卒業
福岡さんの音楽との出会いは、中学生の時にテレビでSUPERCARを見てファンになりベースを練習。しかし、当時はバンドを組めるメンバーがおらず高校に進学。
高校2年生の時に大学受験のために通っていた塾で仲良くなった女の子の口から発せられた一言が、その後の福岡さんの人生を180度変えるものとなるのです。
「バンドやんよんやけど、ライブ見にけえへん?」
成績は優秀で、性格も温厚、俗にいうバンドをやっている感じではない子の、この一言に逆に興味が出た福岡さんは、家族に「友達の家に泊まる」と嘘をついてライブを見に行くことにしました。
薄暗く細い階段を降りて行くと、中学生くらいの小柄な女の子がチケットのもぎりをしていました。こんな子もライブハウスに出入りしてるのかとビックリしながら、眺めていたそうです。
ライブの時間となり、誘ってくれたベースを担当している友達がステージに上がるとそこには風貌は中学生くらいの小柄な女の子(※高校生2年生)がギターを担いで一緒にステージに上がりました。
ギターの至る所にガムテープが貼ってあり、肩にかけるストラップの根元は五円玉で固定。ギターの弦の余った部分が頭の方にびょんびょんと元気よく飛び出している。中学生くらいの小柄な女の子に似つかないワイルドな楽器を持った女の子は、ボーカル&ギターとのこと。
ライブがはじまり、福岡さんは衝撃を受けました。
おとなしかった女の子たちが髪を振り、激しくシャウトして歌う姿。
自分と全く、同世代のこのグループの大ファンになりました。
そのグループ名は「チャットモンチー」というバンド名でした。
自主制作として作成したCDを購入し、目覚ましで聴き
高校の廊下で、それまで全く目立っていなかった橋本を見つけて嬉しくなり、ライブに行ったこと。凄く良かったことを勇気を出して初めて話しかけるのでした。
◆高橋久美子(ドラム)愛称:くみこん
愛媛県四国中央市出身 愛媛県立川之江高校⇒鳴門教育大学卒業
高橋さんの音楽との出会いは、三歳からピアノを習い始めたことがスタートです。
高校までピアノを続けましたが、高橋さん曰く上達しないとのこと。
この音楽の先生がロックな人で、U2やMEGADETHやDOKKENやMETALLICAといったロックやメタルのCDを高橋さんに勧めて山ほど借りて聴いたという思い出があります。
中学生から橋本さんと同様に吹奏楽部をはじめました。
姉さんの影響で、クラリネットを担当。
高校に進学してからも吹奏楽部に入り、練習に明け暮れます。
しかし高校1年生の時の夏。肺炎にかかり、ドクターストップ。
肺活量に影響を与えるクラリネットは吹けなくなってしまいました。
ここでショックのあまり音楽と離れようかとも考えたそうですが、
肺炎が完治して復帰した高橋さんは、肺に負担のかからない打楽器を行うことを決意するのでした。
この時に高橋さんと打楽器との出会いがありました。
プロ意識の高い高橋さんは打楽器での皮のチューニングに時間をかけて取り組むのも珍しく無かったようです。
朝5時に起きて朝錬へ進学クラスにて通いながらも練習と勉強を両立。
高校2年生の冬にアンサンブルコンサートにて打楽器の四重奏で見事に金賞を受賞。
大学に進学してからは「軽音楽部」にてどっぷりとハマっていくのです。
高橋さんが凄いのは学業と音楽の両立。
大学卒業までに取得した免許数はなんと6個
小学校教諭、中学校国語、高校国語、幼稚園教諭、中学校音楽、図書館司書。
軽音部でのバンド活動と学業を両立させた大学生活でした。
◆チャットモンチー解散危機 高校生編
自分のバンドを持ち、自分の音楽をできる喜びに充実していた橋本さんでしたがバンドメンバーから進学や上京を理由に「チャットモンチー」からの脱退を告げられます。
そこで橋本さんが思ったことは
「ドラムを覚えないと曲が録音できないなあ」
これ、本当に橋本さんが凄いと思うところで
自分が『音楽で生きていく』と決めたら、そこから芯を一切ブラさないんですね。
バンドの大ファンとしてライブにも来てくれている同級生の福岡さんに相談。
そして勧誘。福岡さんは大ファンな「チャットモンチー」に自分が入って壊してしまわないか迷いがあったようですが、快諾します。
このあと10年以上続く2人のコンビはお互いをパートナーとして「チャットモンチー」に福岡さんが加入しました。2002年春のことでした。
◆ドラム担当者物語
ベースは福岡さんが加入することで見つかりましたが、ドラムの担当者は見つかりませんでした。
それでもさっそくにライブが決まります。
音楽スタジオにメンバー募集の張り紙を行うと、ツンツン頭のパワフルな男性が加入をしてくれることに。
しかし1年後に徳島圏外まで活動を広げていきたいというバンドの方向性とドラム担当者での仕事での兼ね合いがうまくつかずに脱退。
次に入った人は、福岡さんの知り合いの先輩に紹介された男性。
恥ずかしいからという理由で大仏や馬の被りものをした圧倒的な存在感のドラムでした。
しかしサポートドラムとして加入してくれた男性も
ライブハウスの店長の「ドラムの姿しか印象に残らない」という言葉で袂を分かつことに。
次に入ってくれたのはやる気も意気込みもある女の子。
しかしこの子も2ヶ月で脱退。
他のバンドでの演奏をみて、羨ましさと悔しさから2人で号泣してしまうことも。
◆ドラム高橋久美子さんの加入
話を少し戻して福岡晃子さんは鳴門教育大学に入学しました。
バンドに加入しているけど、ほとんどが聴く専門であった福岡さんが
オリジナル曲を演奏するチャットモンチーに加入したので、知識として
先輩に色々と教えてもらおうと「軽音楽部」に入部したのでした。
個性的な個の塊であった軽音部の中で、そんな福岡さんに優しく接してくれた先輩が1個上の高橋久美子さんでした。ここで、この鳴門教育大学軽音部で2人は出会います。
そして鳴門教育大学に入学していないけど橋本さんも軽音部に出入りするように。
高橋久美子さんの軽音部でのパートはドラムで、何度も高橋さんをチャットモンチーのドラムとして猛アタックをして誘いますが、学校の先生になるという夢のあった高橋さんから断られてばかり。
ある時それでも「チャットモンチー」のライブを高橋久美子さんが見に来てくれることに。
しかし、バンドのドラムが急遽不在となり、2人でライブをすることに。
編成を考えて「歌とピアノ」。とてもロックバンドとしてプロを目指しているバンドの恰好で無かったと振り返りますが、これが高橋さんの心に響きました。
アクシデントにも何とかライブを見に来てくれたお客さんに満足してもらえるように、考えて行動してベストを尽くす。
なんとかしようと2人で頑張る姿に高橋さんは感動します。
ついに2人の本気の想いを受け止めてチャットモンチーのドラムとして加入をすることに決めるのでした。
福岡さんはあの時の嬉しい瞬間の気持ちを今でも忘れることができないと振り返ります。
こうして2004年4月に高橋久美子さんがチャットモンチーに加入。3人体制となります。
軽音楽部の部室を主な練習場所として積極的な活動を始めます。
チャットモンチーの作曲は独特で高橋久美子さんが書き溜めていた「詩」や「書いた作詞」に後から橋本絵莉子さんが「曲を乗せていく」という独特のスタイル。
普通は曲があって、後から作詞をすると思うのですが、凄く特徴的な世界観の独特の曲がこの時に多く生まれます。
◆はな・はる・バンドコンテストそして
プロを目指している3人は徳島県徳島市で毎年4月下旬に催されている祭典
「はな・はる・フェスタ」によるバンドコンテスト
『はな・はる・バンドコンテスト』に出場します。
そして60組以上が出場する中でグランプリを受賞!!
が、しかし大手レコード会社の審査員が彼女達に投げかけた言葉
「君たちみたいなバンドはごまんといるよ」
という言葉に一念発起。怒りを行動に変えてより高いレベルアップを行う為に自主制作のミニアルバム『チャットモンチーになりたい』を制作、
福岡さんの軽自動車で全国行脚の旅へ出ます。
月に5本~6本のライブを精力的に行いCDを手売りします。
約40回のライブで1,500枚を手売りして、「3人組女性ロックバンド」として徳島の情報誌『タウン情報トクシマ』、『あわわ』等でも紹介されて地元徳島を中心として人気になっていきます。
そんな彼女達とプロ契約を結んだのは「ラルクアンシエル」などが在籍しているKi/oon Music (キューンミュージック)でした。2005年ついに憧れのプロ契約!
高橋久美子さんが加入して3人体制となってから僅かに1年という早さでした。
そしてデビュー前の『ROCKIN'ON JAPAN』の2005年9月号132ページにはデビュー前の「NEWCOMER」という記事にて
『数年に一度あるかないかの新星、登場』というタイトルで
見開き2ページにて彼女達が大きく紹介されている記事が登場。
ちなみにこの記事を書いたのは「山崎洋一郎」さんで『ROCKIN'ON JAPAN』の2代目編集長を務めたことのあるバンド界での著名ライターさんでした。実際に記事の中では下記のような紹介文があります。
これだけの新人アーティストに出会うのは数年に一度あるかないか、である。まだ地元の徳島周辺や関西を中心に、数十人を前にライブハウスで活動をしている全くのアマチュアバンドだが、このバンドは日本の音楽シーンに衝撃を与え、これからのシーンを塗り替える力を持っている。
そしてこの時の予言が現実のものとなるのでした。
◆ついにデビュー!オリコンTOP10入り。そして史上最短で日本武道館公演に!
ミニアルバム「chatmonchy has come」でついにデビュー!
リード曲『ハナノユメ』は30局を越える全国のFM/AMラジオ局でパワープレイを獲得し大きな話題となりました。
チャットモンチー『ハナノユメ』
2006年3月にファーストシングル『恋の煙』をリリース。
また初めての全国ツアーを行いました。
さらにその後も各地夏フェスに出演するなど精力的に活動をつづけました。
更に同年2006年11月に発売した3枚目のシングル『シャングリラ』が
オリコンシングルチャートでTOP10入りを達成。
更にバンドの知名度が大きく上がりました。
チャットモンチー 『シャングリラ』
その後2007年には日比谷野外大音楽堂でワンマンライブ「チャットモンチー 日比谷野外大音楽堂 七夕ライヴ ~天まで響け!!~」を開催しました。(※チケットは即日完売)
そしてその後も活動を続けて2008年3月31日・4月1日には
女性ロック・バンドとしては当時史上最短となる「2年4ヶ月」での武道館公演を開催して大成功に終わります。(※この時のチケットも両日完売)
※ちなみにそれまでの記録はPRINCESS PRINCESSが打ち立てた2年8ヶ月というものでした。
武道館公演の後もシングルCDやアルバム、ライブ活動を続けて順調にキャリアを積んでいきます。
◆2011年高橋久美子さん脱退そして変身
常に全力で曲作りやライブ活動を行っていくメンバー。
メンバーの体にも疲労が蓄積していました。
特にドラムの高橋久美子さんは、膝や腰を痛めていました。
ツアーなどにはトレーナーさんが同行して入念にメンバーにマッサージをしている姿などが2009年発売のフォトブック「3人の居所」(株式会社音楽と人)の114ページなどにも生々しく記載や写真の掲載があります。
膝をがっちりとテーピングとサポーターで固めて臨む姿。
普段は明るい彼女達の本気の決意とプロ根性が今もハッキリとわかるフォトブックです。
常に嘘をつきたくない。ありのままの姿で勝負したい。
曲の特徴だけでなくファンへのメッセージとしても素直な気持ちと姿勢が凄く良く伝わります。
そして2011年7月29日(金)20時に高橋久美子さんがチャットモンチーの脱退をオフィシャルサイトにて表明。
脱退理由を「音楽に向かっていくパワーがなくなっているということです。それは、新しい音楽を生み出す上で致命的であり、えっちゃん、あっこちゃんと熱の差がある中で気持ちを偽りながら曲作りに向かうことは私にはできませんでした」と正直な気持ちをファンに向けて伝えていました。
3ピースで活動してきたバンド。ドラムの脱退。
脱退を発表した高橋さんのコメントの下に橋本絵莉子さん、福岡晃子さんからもコメントがありました。そのコメントの中で下記がファンに向けて書かれていた決意とメッセージ。
久美子が決意したと同時に、私たち2人もチャットモンチーを続けることを決めました。
その理由もまた簡単。
まだまだ新しいものを作りたいし、できると思うからです。
ずっと変わらないものより、変わっていくからこそ魅力的でありたい。
ただ変わりたくないのは、音楽に誠実であること。
何よりも友人そしてパートナーとして高橋久美子さんを信頼して
そして、一番大切にしているファンへの気持ち。
3人で作ってきた「チャットモンチー」を残し守り2人で続けていく決意をするのです。
この後の展開がまさに「ロックそのもの!!」「彼女達の生き方そのもの!!」なのです。
普通、重要なメンバーが抜けてしまうと演奏が続けられなくなりますので「新メンバーを迎える」というのが通常の選択だと思うのですが、彼女達は違いました。
ドラムを叩くメンバーがいなくなったら、自分がドラムを叩こう!!と福岡さんは決意します。
ファンの中にある3人のイメージを大切に。
急に新しいメンバーを迎えるのでなく、残った2人でできることをやりきる。
まさにそれは、バンドの常識を変える「変身」でした。
これめちゃくちゃロックでありえない展開だと今でも思っています。
そして、このことを思い出すと今でも涙が出てきます。
彼女達の「変身」にかける強い決意。強い思い。
そのメッセージは2012年2月に発売した11枚目のシングル『満月に吠えろ』にて力強くあらわれています。
是非ともミュージックビデオを見てください!
11枚目のシングル チャットモンチー『満月に吠えろ』
君は何を感じてる?
大丈夫はもう誰も言わない
だから行くんだろ 行くんだろ
満月に吠えろ 隠したその牙で
満月に吠えろ 悲しみ超えてゆけ
満月に吠えろ この歌をとめるな
ファンに向けての非常に強いメッセージのある歌詞と
そして楽しそうに演奏をして歌う2人の姿。
新しいチャットモンチーに生まれ変わるという強い攻めた決意が現れた変身。
そして作家・作詞家・詩人として第二の人生を歩みはじめた高橋久美子さんへのこっちは大丈夫だからと、力強いエールのようにも感じるのです。
そこに2人の友情や優しさが溢れているような気がするのです。
ちなみに福岡さんがベースからドラムに変身するだけでもすごいのですが
実はボーカルの橋本さんもドラムを叩いて歌う姿が公式チャンネルの動画でも見ることができます。
曲は2009年の3人体制の時に発表した「余談」という曲を見事に2人で。
ボーカルがドラムを叩きながら歌う姿、めちゃくちゃロックじゃありませんか!!
チャットモンチー 『余談 from 「変身TOUR'13@Zepp DiverCity」』
こんなことあります???
これを読んでくださっているみなさんにも好きなグループやバンドがあると思います。
仮にドラムを叩く人が脱退をしてしまったとして、
ベースやボーカルがサポートメンバーを入れずに自らドラムを叩く姿を想像できます???もう超ロックだと思うんですよね。
どんなことがあっても、どんな形でも音楽に誠実で向い
言い訳をせずに、どんな困難からもまずファンを大切に
状況に合わせて変化をし続けてファンを楽しませる。
もう生き方として本当に素晴らしい姿勢じゃありませんか!!!
私を含めてどれだけの人が勇気づけられたことでしょうか。
今、これを読んでくださっているあなたにも彼女達のロックな生き方の魅力が伝わってくれると非常に嬉しいなと思います。
◆更なる変身と変化。そして完結へ
その後もチャットモンチーの2人は新曲の発表や全国ツアーなどを行い活動を続けていきます。
2013年にはボーカルの橋本さんが結婚していたことを発表して、出産の為に活動を休止。
そして2014年には下村亮介さんと恒岡章さんを迎えて「男陣」
『こころとあたま』(Live「求愛ツアー2015」@Zepp Tokyo)※「男陣」の様子
世武裕子さんと北野愛子さんを迎えて「乙女団」としての活動がはじまります。
『Last Love Letter』(Live「求愛ツアー2015」@Zepp )※「乙女団」の様子
そして2016年からは「打ち込み」を利用しての「チャットモンチー・メカ」としての活動を行います。
当時打ち込みを行う福岡さんはプログラミングを担当しますが全くの素人。
ドラムの時がそうだったように完全に1から勉強をして体得していきます。
打ち込みリズムやシンセを多用した曲作りなどを行っていきます。
チャットモンチー 『たったさっきから3000年までの話』
とにかく今できるベストを追い求めて、どんな形にでも音を楽しみ
ファンの人に常に新しい姿が魅せられるように変化をしていきます。
そして2018年7月にチャットモンチーはその活動を「完結」します。
「解散」でなく「完結」というというところが、
いつまでもチャットモンチーはチャットモンチーであるという決意。
そして様々な変化を行い、活動をやり切ったという想いがあらわれていると私は思います。
「CHATMONCHY LAST ONEMAN LIVE ~I Love CHATMONCHY~」-Digest Movie-※最後のワンマンライブの様子
めっちゃ感動的な完結のライブ映像に感動するのですが「おまけ」としてダイジェストの最後に入っているMCのシーンが最高です。※6分50秒から見れます。
福岡さん:「ちなみにえっちゃんが今、一番ハマっている食べ物なんですか?」
橋本さん:「えっあっ…(慌てる。何か言わなきゃ…どうしよう何も出てこない)…あっどうしよう…」
福岡さん:橋本さんの相変わらずのシーンに爆笑する
観客:笑い声
橋本さん:「えっあっ…どうしよう」
福岡さん:「そんなにそんなに」
橋本さん:「えっあっ…どうしよう」
観客:爆笑
橋本さん:「あっわかりました!わかりました。ごめんなさい」
福岡さん:「はい」
橋本さん:「味噌汁です」
福岡さん&観客:大爆笑
チャットモンチーのスタッフの人がどうしても「おまけ」として入れてしまうこのMCのシーンは彼女達の魅力に溢れています。
このロックな生き方で走りぬけてきた活動とこのMCとの落差。
凄いでしょう。最後まで楽しませてくれます。
チャットモンチーとして活動をしていた3人は、2022年7月31日現在の今も個人個人としての活動を今も続けています。
是非とも彼女たちの今もチェックしてみてください。
このnoteがあなたの何かのきっかけの1つになれれば最高です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
隠したその牙で、悲しみ超えてゆけ、この歌をとめるな。
◆現在のメンバーのHPやSNSなど
◆橋本絵莉子 愛称:えっちゃん
橋本絵莉子公式サイト:https://hashimotoeriko.com/
twitter:https://twitter.com/HashimotoEriko_
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCjQm8wE4WQCnUqBWBxDYtzw
◆福岡晃子 愛称:あっこびん
福岡晃子HP:https://accobin.tumblr.com/
twitter:https://twitter.com/accobin
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCudaxme1AtRRmLhu3Y_mkiQ
Instagram:https://www.instagram.com/akikofukuoka_oluyo/
◆高橋久美子 愛称:くみこん
高橋久美子公式ホームページ -んふふのふ-:http://takahashikumiko.com/
twitter:https://twitter.com/kumikon_drum
これまでの作品など:http://takahashikumiko.com/works
◆公式チャンネル
チャットモンチー Official YouTube Channel
◆記載にあたり主な参考資料・WEBサイト・書籍など
CHATMONCHY (チャットモンチー) ofificial saite
徳島新聞電子版
音楽ナタリー
BARKS:2011.7.29 20:00記事
ROCKIN'ON JAPAN 2005年9月号
ROCKIN'ON JAPAN 2009年2月号
3人の居所 株式会社音楽と人 2009年発売
バンド・スコア チャットモンチー「変身」 楽譜 シンコーミュージック 2012年発売
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