映画「あなたの微笑み」(リムカーワイ監督)を是非とも映画館で
繋げ映画の火を燃やせ心に街に
映画「あなたの微笑み」
コロナが残したもの奪ったもの
マスクを必要とする生活
微笑みが直にわかりにくい世界。
大きな打撃を受けたジャンルでは
芸能・芸術・エンタメがあると思う。
巣ごもり生活として、サブスクなどで
映画などをスマホで楽しむことができる。
非常に便利。
だけど全て世の中はトレードオフだ、
何かを得ることは常に何かを失うことである。
この便利を追求していくと何を失うのか
何を得ることができなくなってしまうのか。
ふらりと入った映画館。
全く見るつもりも無かった映画に
涙して人生が救われたという経験はあるだろうか。
私はあります。
映画に救われてきた人生です。
バズる。売れる。
作品が認められて多くの人から支持される。
とても素晴らしいことだと思う。
だけど、有名でなくてもそれほどバズることはなくても
その作品が誰かの心に届き、その人に感動を与えて
人生が救われた。何かの気づきを得るきっかけとなった。
ということは、実はそんなに珍しいことはでは無いと私は思います。
これはきっと映画だけの話でもなくて
TVでのドラマや小説などでの本。ドキュメンタリー。
などなど誰かが世の中に発表していく何かが
誰かの力になること。これはたった1人の影響だとしても
それは非常に素晴らしいことなのです。
誰かの人生に影響を与えることができる
誰かの人生にプラスになれるということは素晴らしいことです。
その為には、常に世の中に向けて発信を続ける人に優しい世界であることが重要です。
そして受け取り手の1人である私達も
発信へのアンテナの感度を意識することが重要です。
今日は個人的にファンの映画監督リムカーワイさんが新作の映画「あなたの微笑み」を舞台挨拶付きで封切るというので初日公演に行ってきました。
もう素晴らしい映画でした。
個人的に沢山笑って、そして感動する内容が好きな私ですがもう沢山笑って、そして感動する体験がありました。
「あなたの微笑み」については色々なメディアでも紹介記事がありますが、
簡単なダイジェストで紹介すると、
主演は映画監督であり、俳優もされている
渡辺紘文さんです。
2013年に栃木県大田原市を拠点として
独自の映画制作活動を行う「大田原愚豚舎」を旗揚げされて精力的に映画製作を行われています。
『そして泥船はゆく』『七日』『プールサイドマン』『地球はお祭り騒ぎ』が4作連続で東京国際映画祭へ出品されました。
その中でも『プールサイドマン』は作品賞を受賞されました。
映画の中に渡辺紘文さんの作品の多くが色々なところに使われています。
ここも映画の見どころの1つだと思います。
そしてリムカーワイ監督。
今作もそうですが、自主制作で映画を撮影して上映してくれる映画館を探して交渉して、上映してもらいます。
このスタイルは渡辺紘文さんも同じ自主制作なので、映画でありながらリアルドキュメンタリーの様子があります。
自分で題材を探し、自分で脚本を書き、
自分でキャストを集め、自分で撮影を行い、
そして出来上がった映画を自分で編集をして、
自分で放映する映画館に営業に行きます。
ネットフリックスや東映から巨額の予算付きで監督を依頼される訳ではありません。
全て自分で行うのです。それが自主制作映画となります。
このような自主制作映画は、シネコンのような映画館での放映はやはり難しいでしょう。
最初は今回の映画に出てくるようなミニシアターと呼ばれるようなスクリーンが1つの単館の映画館が多いのだと思います。
自主制作映画の形態で大ヒットした映画だと近年だと、
上田慎一郎監督の『カメラを止めるな』がありますね。
あの映画もスタートは東京都内のミニシアター2館だけでの映画でした。
口コミで広がり、全国的に広がっていきました。
作品を世の中に発表をするということは、誰かの目に留まり人生に影響を与えるきっかけになるかもしれません。
多くの人が面白いと思うものは、どんどん配給が加速していくのです。
作品を作る人、世の中に発表をする人。
全員が成功の夢を見ています。
しかしながら現実的に成功は一握りなのです。
それでも一握りの現実でも、単館の映画館は
館長が流したい映画、紹介したい作品を人々に提供をしていきます。
誰かの夢を支えて、自分達の生活も考えて作品を今日も提供するのです。
本作の主人公も渡辺紘文さんが「渡辺紘文」というキャラクターを演じ
自主制作映画を考え、また自身の映画を売り込みながら全国の映画館を廻ります。
登場される館長のほとんどが実在の館長さんです。
色々な人々と出会い、主人公は悩みながら日本全国の映画館を訪れます。
映像記録としての素晴らしさ。
リアルドキュメンタリーとしての姿を見せながら視聴者に訴えかけるテーマ。
そして女優の「平山ひかる」さん
映画、初出演とは思えない存在感と映像美。
リムカーワイ監督での作品は俳優として大きく売れていく方が多いですが
平山ひかるさんも凄くキラキラと輝いていて凄く素敵でした。
オーディションでリムカーワイ監督がこの人だ!と決めた素晴らしい存在感でした。
映画の最後のシーン。
是非とも映画館で劇場で見ていただきたいのですが
個人的には映画館の作品として掲げられた渡辺紘文さんの作品『叫び声』の
メッセージテーマが素晴らしいと思いました。
ちなみに『叫び声』は東京国際映画祭で監督賞を受賞された作品のようです。
私はまだ見ていないので、凄く興味が湧きました。
世の中に自分自身で何かを発表・配信をしていくこと。
そして1人でも影響があったら、それについて感謝をすること。
自分だけでなく発表・配信をする人に優しい世界を自分で作っていくこと。
自分の人生を豊かにする映画。
凄く素敵ですね。
この映画の火を繋げていく為に映画「あなたの微笑み」は
大切な素敵な映画だと思います。人にオススメしたい!
是非とも映画館でご覧ください。
本日現在(2022年11月12日)だと下記で上映しています。
11月12日から東京都渋谷にあるイメージフォーラムさん↑↑↑その後、順次公開劇場を拡大予定です。
あなたの微笑みを映画館で。
★おまけ