アメリカの哲学者・認知科学者であるShaun Gallagherは最小の自己として『sense of ownership(自己帰属感・身体所有感)』、『sense of agency(運動主体感)』という2つの概念を提唱しました[1]。この2つの概念は、UI設計において非常に重要だと言われています。この記事では、Gallagherの元の論文とそれに関連する研究を元に、sense of ownershipとsense of agencyについて紹介します。
Shaun Gal
前回の記事で、Ghallagherが提唱した『sense of ownership(自己帰属感・身体所有感)』を紹介し、UIデザインになぜそれが必要なのかを解説しました。今回はsense of ownershipがどのような場面で起こるのか、それによってどんな体験が得られるのかを紹介します。
ちなみに
sense of ownershipが何か分からない方は、以下の記事で解説しています。
sense of ownershipを感じる条件sense of ownership