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何故『良い人』と言われる男はモテないのか、真剣に考えてみた

この間、たまたま女性の恋愛の悩みを聞く機会があった。

彼女は、付き合った男性と中々長続きしない。
見た目はかなり綺麗な方だと思うんだし、性格も明るくて快活だ。
結婚願望があるという彼女が、何気なくこう言った。

『良い子だったんだけどなー、元カレも』

僕は、その言い回しに違和感を覚えた。
失礼になってしまうかもしれないけど、女性が付き合っていた男性に対して抱く感情とは思えなかったからだ。

『その男のどこが良かったの?』

僕がそう聞くと、彼女はこう答えた。

『話が合う、とか?
 音楽の趣味とか、似てたから』

それを聞いて、なんとなく腑に落ちた。
多分、彼女は元カレのことをあまり男性として見ていなかったんだと思う。
ただ、会話はそれなりに心地良く一緒にいる時間も苦痛ではなかったんだろう。
それを、付き合っていくにはちょうど良いと解釈した。

でも、女の子は”良い子”だと思っている男なんかとは絶対結婚しない。
"良い子"なんて表現は、後輩とか自分の子どもの同級生とかに対して使うもの
だから。
根本で相手のことを自分より弱い、守るものとして見ている。既に対等な関係性ではないのだ。

何故、”良い子“は下に見られてしまうのか。
これは、男子にとって永遠の疑問だったりする。

よく、ネット上でモテない奴が『なんで優しい自分がモテなくて、女殴ってそうな奴がモテるんだ』と嘯いている地獄みたいな構図を目にする。
ホントにコイツらが優しいかどうかは甚だ疑問ではあるものの、何故女殴ってそうな男の方が自称良い奴よりモテるのかという疑問の解消にはなっていない。

でも、この文章を書いているだけで何となくその理由は見えてくる。
多分、”良い子”なだけの奴と一緒にいるのはつまらないのだ。

僕自身、ただの”良い子”な男は友達にもしたくない。
良い奴だなー、と思えるなんて友達になる上では最低限の条件である。
それに加えて、何考えてるか分からない奴とかぶっ飛んだことする奴の方が一緒にいて面白いし、ワクワクする。

結局、女子が求めているのもこれと同じなんじゃないだろうか。
“良い子”なだけの奴と一緒にいたら無害かもしれないけど、多分ワクワクもドキドキもない。
気の迷いでそんな奴と付き合うことはあれど、一生一緒にいたいとまで思うだろうか?自分の人生を任せられるだろうか。

常識知らずの奴になれ、とまでは言わないけど。
男には時に相手の期待を超えたり、逆に裏切ったり、人の心を惑わせることが必要になるタイミングがある。
多分、ただ”良い子”な奴よりは女殴ってそうな男の方がその部分を備えている、ということなんじゃないだろうか。

後、そもそもモテてるのは『女殴ってそう』な男であり『女殴ってる』男ではないから。暴力は論外である。

というわけで、34歳男が何故『良い子』と言われる男はモテないか真剣に考えてみた、のコーナーでした。

ちなみに、僕の大学時代のあだ名は”キングオブいい人止まり”でした。
今のあだ名は”筋トレ頭イカれ男”です。
どっちの方がモテるは、想像にお任せします。

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