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【奇習】憎き相手を指名して本気で殴り倒す…ペルーの喧嘩祭『タカナクイ』【漫画】

今日のテーマは、ペルーの喧嘩祭『タカナクイ』

ペルーのクスコ州にある『タカナクイ』という喧嘩祭りを紹介しよう。

タカナクイは、毎年クリスマスの日に開催され、一年間の恨みを晴らし、
すっきりした気持ちで新しい年を迎える為のお祭りだ。

喧嘩相手は、家族や友人、職場の先輩後輩など、“実際にトラブルが起こった人物”を自分で指定する。

タカナクイは、前夜祭となるクリスマスイブから始まる。
女性はペルーの民族衣装を着飾り、祭りの参加者は、派手なマスクや足の革当てなどを身に纏う。

そして音楽に合わせて歌いながら、酒を片手にみんなで踊り歩くのだ。

この祭りは、かつての先住民が、この地を支配していたスペイン人の権力に武力で対抗し、民族の誇りを守った事を記念して始まったとされている。

参加者が全員マスクを被るのは、当時、権力者に顔を見られないように覆面をしていた名残である。

前夜祭のバカ騒ぎが終わり、クリスマス当日を迎えると、いよいよ殴り合いが始まる。

主な参加者は男性だが、性別や年齢の制限はなく、子供から高齢者まで男女問わずに行われる。

タカナクイのルールは、シンプルにパンチとキックのみで戦う事、それだけだ。
平手打ちをしたり、髪の毛を引っ張ったり、噛み付いたりしてはいけない。

あくまでも秩序を守って正々堂々と戦うのだ。
数分経っても決着がつかない場合は、審判の判断で引き分けとなる。
散々殴り合った後は、握手やハグで仲直りする決まりだ。

最終的には、不思議とわだかまりがなくなる事が、この祭りのいいところだ。

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