同性に恋をして殺されかけたお話 #6
こんにちは、雑草です。
おそらく読み手の皆さんは、
「なんだこの話、はやく離れればいいのに」
と思っていると思います。私も、私の友人もみんなそう思っていました。
これが共依存ってやつなんですかね。
前回書いたような地獄の日々が約1年間続いたある日、決定的な事件が起こりました。
とある日、いつものように一緒にご飯を食べていた際、何気ない会話から後輩ちゃんに好きな人がいるということが判明しました。
恋人という称号を持っているわけでもない私にはもちろんそれを咎めることも怒ることもできません。
でも、悲しかった。
私が他人と遊ぶことや他人を好きになることには怒りを剥き出しで、私が幸せになることを許さなかった彼女が、知らないうちに他の男性を好きになっていたのです。
なんて惨めなんでしょうか。
彼女が別の男性に恋に落ちているそのさなか、
怒られ続けても彼女の誕生日を能天気に祝ったり、ことあるごとに彼女を喜ばせようと必死に生きていたんですよ。
まぬけすぎますよね。もっと早く気づけよって。
いろんな感情が入り乱れて、トイレに駆け込んで泣きました。
結局他の人、しかも異性を好きになってしまうんだという悲しさ。
自分では幸せにできないという悔しさ。
それでも後輩ちゃんが幸せになれるならそうなって欲しいとい願い。
本当にいろいろな感情がぐしゃぐしゃになりました。
でも、最終的にはこれでお互い前に進める。
後輩ちゃんには幸せになってもらいたい。
と心から思いました。
自分の感情を色々と整理して、その恋を応援する、幸せになって欲しいと伝えました。
数日が経ち、落ち着いたところで何気なく
「後輩ちゃんの好きな人って誰なの?」
と聞いてみました。(聞くな)
あからさまにうろたえる後輩ちゃん。
(あれ、これ、私の知っている人なのでは、)
直感的にそう思いました。
結論から言うと、私の親友男子に恋をしていたようです。
後輩ちゃんと出会ってからこうなるまで焼く2年弱、一緒に行動するのが多かった分、自分の知り合いと話す機会も増えていました。
そんななかで私の親友男子と話すことがあり、好きになったという、
至ってシンプルな流れでした。
あー、つらい。
本当につらい。
まじでつらい。
むり。
そんな感じでした。
私はこの親友男子のことが友達として大好きだったのですが、その大好きな親友のことを後輩ちゃんは好きになってたのです。(ややこし)
こんなことってあります??
三日三晩泣きました。
書くと長くなるのですが、なんやかんや乗り越えて、諸々感情に整理をつけて、私は彼女の恋を応援することにしました。
こっからの話はもうおまけ程度ですが、
応援するために飲みの場をセッティングしたり(頼まれた)、様子をみてたのですが、
衝撃的だったのが、セッティングをしたせいで怒られた事件です。笑
(無理にではなくちゃんと段階を踏まえてやりました)
「お前のせいで諦められなくなった」って言われました。
さすがに意味不明すぎたので、もう勝手にしてくれと思って放って置いたら
「期待させといてなんもしないのか」
って言われて、この辺りで本当に心底呆れてどうでも良くなり距離を取れるようになりました。
後輩ちゃんが私のことを好きだったのは本当かもしれないけど、それは後輩ちゃんが幸せになるためだけの一方的な好意で、雑草が幸せになるかどうかは全く考慮されていないものだったんだなってわかりました。
こうして絶望も大絶望の展開で私の恋愛物語に終止符が打たれたわけです。
書いてみると一瞬な気がするけど、あの時は心がボロボロ過ぎて、もう一生立ち直れないかと思ってました。
そんな絶望の中、支えてくれた友達には一生をかけて恩返ししていくと心に決めてます。
この絶望のおかげで人の優しさを心から感じることができました。
そして、こんな一般市民の恋愛話を長々とここまで読んでくださった皆さん、
本当にありがとうございました。
皆さんに幸ありますように。
ちゃんちゃん。
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