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踏まれても立ち上がらないことにした
適応障害になったわたしを救ってくれたのは、雑草でした。
あわない場所で頑張りすぎて動けなくなったことがあります。
どうしようもなくて、うつむいたそのとき。
視線の先には、地面に寝転がるように雑草が暮らしていました。
よく観察してみると、雑草は踏まれても立ち上がりません。
雑草魂だとか、雑草のように踏まれても頑張るだとか、雑草の姿を自分に投影したりして。
もっと頑張らなきゃ、と無理してた
あんた、それは摘んだらあかん|ヒガンバナ
大好きなおばあちゃんに、たった一度だけ叱られたことがある。
わたしは生まれてから小学3年生までを祖父母と二世帯で暮らした。
学校から帰っても、夜勤のある父親、パート勤務の母親はおらず、いつも遊んでくれるのはおばあちゃんだった。
お餅のつき方も、そら豆の剥き方も、魚の骨の取り方も、全部おばあちゃんがとなりで教えてくれた。
わたしなんかが、一生かかっても追いつけないくらい。
優しくて、強くて、