稲垣 真衣|Inagaki Mai

雑草の生きかた研究家|雑草の生きかたから学ぶ人生の歩みかた|令和の雑草魂は「自分らしさ…

稲垣 真衣|Inagaki Mai

雑草の生きかた研究家|雑草の生きかたから学ぶ人生の歩みかた|令和の雑草魂は「自分らしさ」がキーワード? 『踏まれても立ち上がらないことにした〜雑草が教えてくれたがんばらない生きかた〜(駒草出版)』

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踏まれても立ち上がらないことにした

適応障害になったわたしを救ってくれたのは、雑草でした。 あわない場所で頑張りすぎて動けなくなったことがあります。 どうしようもなくて、うつむいたそのとき。 視…

パッとひらいた花火みたい

あんた、それは摘んだらあかん|ヒガンバナ

大好きなおばあちゃんに、たった一度だけ叱られたことがある。 わたしは生まれてから小学3年生までを祖父母と二世帯で暮らした。 学校から帰っても、夜勤のある父親、パ…

踏まれても立ち上がらないことにした

踏まれても立ち上がらないことにした



適応障害になったわたしを救ってくれたのは、雑草でした。

あわない場所で頑張りすぎて動けなくなったことがあります。
どうしようもなくて、うつむいたそのとき。
視線の先には、地面に寝転がるように雑草が暮らしていました。

よく観察してみると、雑草は踏まれても立ち上がりません。

雑草魂だとか、雑草のように踏まれても頑張るだとか、雑草の姿を自分に投影したりして。
もっと頑張らなきゃ、と無理してた

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あんた、それは摘んだらあかん|ヒガンバナ

あんた、それは摘んだらあかん|ヒガンバナ

大好きなおばあちゃんに、たった一度だけ叱られたことがある。

わたしは生まれてから小学3年生までを祖父母と二世帯で暮らした。

学校から帰っても、夜勤のある父親、パート勤務の母親はおらず、いつも遊んでくれるのはおばあちゃんだった。

お餅のつき方も、そら豆の剥き方も、魚の骨の取り方も、全部おばあちゃんがとなりで教えてくれた。

わたしなんかが、一生かかっても追いつけないくらい。
優しくて、強くて、

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