【Flesh and Blood】Round the Table体験記
NAGOYA FaB主催のRound the Tableの交流会に参加し、初めてUPFをプレイしてきました。
MTGでは競技EDHプレイしているので、多人数戦の空気感には慣れっこですが、FaB版がどんなゲームになるのか気になってはいました。
UPFに関する記事が無かったことと、「そもそもどんな事すれば良いのか分からなくて興味が沸かないな」って人向けに簡単なヒーロー解説とゲーム展開を記載してみます。
ルール説明
UPFは大雑把に言うとBlitzを4人対戦する様な感じで、ざっくり書くと
・ヤングヒーローでデッキは40枚、同一カードは2枚まで
・1番手のエンドフェイズのみ、手番プレイヤー以外も手札が4枚になるようにドローする
・隣のプレイヤーにしか攻撃できない
・同一コンバットチェーン中に他プレイヤーを攻撃できない
(途中から攻撃先を変更したい場合は、コンバットチェーンを切ればOK)
対極のプレイヤーには攻撃できないため、3人からの集中攻撃こそされませんが、不穏なプレイをすると隣り合う2人から睨まれそうな予感…
構築済みデッキのヒーロー解説
ここでRound the Tableの構築済みデッキについて解説。
2ゲームぐらいプレイした所感ですが、参考になれば幸いです。
《Brevant,Civic Protector》
オーラで打点を高めながら、新キーワード能力TowerやCrashの誘発を狙う必殺の一撃を狙うGurdianです。
Protectを持つ《Chivaly》や《Bastion of Duty》を他プレイヤーの守るために使うと《Might》トークンを獲得出来るという能力を持ちます。また《Chivaly》を何枚でもデッキに入れられます。
Atack Action(以下AA)のコストが3~5コストなため、オーラ張って赤アクションセット→手札2枚をコストにアタックという動きになるため、手札2枚は防御に回せます。
特に《Chivaly》はデッキに12枚も入っているので、積極的に他プレイヤーの守りに使って打点に変換し、TowerやCrashの助けになります。
装備品と盾が全て防御値2のTemperであるため非常に硬いですが、ブロックするとどれも相手に恩恵を与えるものばかりです。1対1の状況ではどれも自分を追い詰めることになりますが、多人数いる序盤のうちに使って、特に殴り先にならない対極のプレイヤーや打点カードの少ないMelodyに与えましょう。
装備品以外はプレイヤーが多いことに対してメリットが無いので、多人数にメリットのあるTeklovossenにプレッシャーをかけるためにプレイヤー討伐が最優先となるでしょう。
《Professer Teklovossen》
新セットBright Lightで登場したEvo装備を主軸としたMechalogistです。対戦相手の人数分だけEvo装備の唱えるコストが下がり、追放領域からEvo唱えられる能力を持ちます。
このデッキのEvo装備は武器強化能力を持ち、武器《Teklo Blaster》は素では3コス2点と弱い武器ですが、Evoが揃えば最高で0コスト5点GoAgainで対極のプレイヤーにも攻撃できるようになれます。
※対戦相手の人数だけマナコスト軽減と火力UPなので、プレイヤーが減るとパフォーマンスも落ちてしまいます。
この武器を活かすためTeklovossenは各プレイヤーを均等に削るゲーム展開を目指すことになります。
Evoは防御値2のBattlewornを持つ為、Evoが揃うと硬くなりますが、序盤が弱いため如何に的にされないようなプレイをするかが求められます。
またEvoを追放領域から唱えられるので、序盤は積極的にBoostをしてデッキを掘ってEvoを探しに行きます。後半はデッキ切れとの戦いになるので、Boostはほどほどにしましょう。
全員均等に減らした後は追撃の《Apocalypse Automaton》だダメージを加速させましょう。
《Melody Sing-along》
攻撃手段は数えるほどしかデッキに入っていませんが、その分自分ややプレイヤーを守るが得意なBardです。全プレイヤーに恩恵のあるSongカードをプレイすると、対戦相手の人数分の《Copper》トークンを得られる能力を持ちます。
《Copper》をたくさん集めるため、なるべく他プレイヤーが倒れない様に立ち回ります。《Interlude》は対象プレイヤーのダメージを軽減しながら、それが対戦相手なら《Copper》トークンが貰えますので、積極的に他プレイヤーを守って協力関係を築いて行きましょう。
さて、大量の《Copper》を集めて何をするのか…《Final Act》これがこのヒーローの一撃必殺です。素ではただの1点ですが、なんとピッチゾーンのカードの数の2倍の打点が上乗せされます。つまり《Copper》の起動のためにピッチしてドロー、その引いたカードもピッチしてドロー…と繰り返してGurdianもビックリな打点を叩き出します。
強力なコンボですが、他3人を全員倒すほどの打点を一度に叩き出すのは厳しいため、各プレイヤーに忖度しながら的にならない様に立ち振る舞い、均等に削れて1人倒れたぐらいから《Final Act》の一撃を狙いに行くことになります。
《Final Act》は2枚しか入っていませんが、墓地から回収できる《Encore》があるので、防御に使うなどして2枚墓地に見えたからといって何も安心はできません。
Teklovossenとは別軸ですが、ゲームを長引かせ、他プレイヤーを程々に生き永らえさせつつ、的にもならない様に振舞ってと政治力の試されるヒーローです。
《Ira,Crimson Haze》
ウェルカムデッキでお馴染みのNinja。多人数戦とは思えない真っ当なアグロデッキです。
Taigerや小太刀を絡めた細かい打点を連発してくるため防御がしにくいのが特徴です。低打点は防御したくないですが、後々重い一撃が飛んでくることもあるので警戒しましょう。
この《Brevant》と同じくプレイヤーの数があまり影響しないため、率先してプレイヤーを攻めていくプレイになるでしょう。
Ambushという新キーワード能力もさらっと追加されてます。
総じて、
プレイヤーを均等に残したいTeklovossen
TeklovossenやMelodyの効率を下げたいBrevant、Ira
仲裁して中立をアピールしながらコンボの核となる《Copper》をため込みたいMelodyと、4人のヒーローのゲームプランが違うため、構築済みデッキと言えど各プレイヤーの思惑が交錯するゲームが楽しめます。
初見プレイ時のゲーム試合展開
使用ヒーロー:Brevant
卓順(時計回り、1番手Brevant)
Ira Teklovossen
Brevant Melody
Brevant目線では多人数に恩恵がないため、プレイヤー人数を減らしたいが、最も脅威になりそうなTeklovossenは攻撃対象にできず、Melodyは防戦一方になりそうなためIraを狙うプランを取りました。
結果Iraは防戦一方になりジリ貧となり、その隙にTeklovossenがEvoを揃え完全体になり、多方面への攻撃を開始。
BrevantとTeklovossenの挟み撃ちにあったIraが倒れた途端、《Copper》やアイテムをため込んだMelodyが《Final Act》を爆発させ、万全だったプロフェッサーを虫の息にします。
Melodyの《Final Act》も《Encore》も全て墓地にある事を確認し、TeklovossenはMelodyは脅威でないと考え、Brevantへと攻撃し手札を全てを使って防御。続くMelodyの連撃で敢え無く敗退。
TeklovossenはBoostでデッキ0枚手札3枚まですり減った上、タイマンとなって武器も弱くなったところで残っていた2枚のAAでとどめを刺したMelodyの勝利。
テキストを読みながらのゲームだったので1時間と少しかかりましたが、CCでファティーグ戦するぐらいのゲームレンジです。
まとめ
4人対戦なのに1番手がそれ程有利でもないのが流石FaBだなという感じですが、火力UPのオーラを置けるBrevantや、Evoを探しに行けるTeklovossenは1番手が強いですね。
隣り合うプレイヤーしか殴れないため、席順が非常に大事なゲームだという感想です。席順や状況でいくらでもゲーム性が変わるのが多人数対戦の良いところです。
今回は構築済みデッキで遊んでみましたが、実際に自分で構築したらどんなデッキが良いかって所はまだふわふわしてます。4つのデッキのバランスが良くてあまり文句ないんですよね。
機会があればUPFに適した独自構築を練ってみて持ち寄ってプレイしてみたいです。
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