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紺太郎の詩

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このマガジンには、詩を纏めて置いておきます! 読んでみてね!!
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#一次創作

『校舎の外で』

『校舎の外で』

決められたルールーに縛られて。

右と言えば、右を一斉に向くの。
左と言えば、左を一斉に向くの。

一年間も同じ場所、同じ人たち。

私は自由を欲するわ。
校舎を出ればヒトリだよ。

個人の中のヒトリなの。
大きく翼を広げて羽ばたくわ。

私はココから飛んでゆく。
遠くへ遠くへ、飛んでゆく。

何にも縛られない場所へ。

『愚痴の額縁』

嫌な事が沢山あったんだ。

言う人なんて居なくてさ。

聞いて欲しいの、私の愚痴を。

いつでも、誰にでも。

見せられるようにさ。

額縁に入れて飾っておくの。

誰かに聞いて欲しかった。

私の溜めたストレスを。

私の溜めたストレスたちが。

形を成して、愚痴となる。

私の展示会が開かれた。

愚痴を眺めて、共感してね。

『円舞曲・偽』

優雅な紳士を装って。

ゆったりとした所作をして。

獲物をクラリと、惑わすの。

紳士な皮を被った狂人が。

この世には、彷徨っている。

貴女を狙って罠を張る。

気付いた時には、出遅れで。

優雅な雰囲気に酔いしれて。

彼の元へ収まるの。

どうか貴女も気をつけて。