9月9日は祝いと願いの日

9月9日は子どもの頃から特別な日だった。

重陽の節句を知っている風流な子どもだった……というわけではなく、いろんな人が誕生日だから。

有名なところでいくと、カーネル・サンダース。

9月9日は、カーネル・サンダースの誕生日
美味しさで人を幸せにしたいから
カーネルバースデーパック、990円

綾瀬はるかさんが、ご本人（？）とカーネル・サンダースの一人二役をしながら歌を歌うというCMがその昔あり、上の一段落はそのときの歌詞である。念のため確認したが、一言一句ちゃんと正しく覚えていた。小さい頃はテレビをリアルタイムで観ていたから、CMの記憶が今と全然違う。

9月9日はカーネル・サンダースの誕生日で、990円の特別パックがある、と刷り込まれてきたわけだが、だからといって当日に行くわけではなかった。ただほんのり思いを馳せるだけ。全然関係ない日に、食べたい気持ちと親のゴーサインが一致したときにドライブスルーでお持ち帰りする。CMに流されない家族なのだった（？）。

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それからしばらくして知った9月9日生まれのかたは、北大路公子さん。

エッセイを多く執筆されている、私の大好きな作家さん。札幌にお住まいなのも親近感マシマシである。

大学時代にサイン会へ行く機会に恵まれ、素顔を公表していないにもかかわらずツーショット撮影付きという太っ腹具合で感激しきりだった。

このとき私はすでに二十歳を超えていたが、余裕で未成年だと思われたらしく（定期）、「のあ”ちゃん”って書いちゃった」と仰っていただけたのも良い思い出。ひと盛り上がり（？）に貢献した我が童顔、ナイス！といったところである。

少し前にご病気をされたようだが、なんとか回復されたようでホッと一安心。完全に元通りというわけではなさそうなものの、これからも公子さんの作品をたくさん読みたいと願わずにはいられない。いつもTwitterの投稿にクスっと笑わせていただいているが、やはり長文の本も欲しいので……。

↓最新刊のインタビュー、貼っておきます。

『お墓、どうしてます？ キミコの巣ごもりぐるぐる日記』刊行記念インタビュー 　北大路公子「墓を買うのは一大事業！ 」 | 集英社 文芸ステーション

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他にもバースデーの人はいるが、字数も増えてきたのでこのへんにしておく。


もしみなさんにも「9月9日はこの人の誕生日！」というのがあれば、その御方を加えてビッグ3、四天王、神7にしてほしい。そして彼らの誕生を祝い、みんなの無病息災を願おうではないか。