魚肉ソーセージ、ちょっぴり食べ比べ
サブスーパー(2番目によく行くスーパー)にかぼちゃパルムを探しに行ったとき、初めてマルハニチロの魚肉ソーセージを発見した。
私は魚肉ソーセージをお店で見つけるたびに値段をチェックするのだが、通路の途中に設置されたラックに入れられたそれは、今まで見た中で一番の安値だった。しかし、ちょっと短い……?
それでも、よく買う魚肉ソーセージよりもお得な気がする。そう解釈して、私は意気揚々とレジへと向かったのだった。え、パルム? あるわけないじゃない!
家には前に使っていたニッスイの魚肉ソーセージが一本残っていたので、混ぜて使ってみることにした。
これまで、価格やお店に応じて2種類の魚肉ソーセージを買ってきたのだが、フィルムが開けやすいか否か、という違いしかあまり感じていなかった。しかし、マルハニチロはフィルムから違っていた。まず、留め具が金属。以前テレビで、某企業(忘れました)の「金属留め具を使わない製品を作るまでの苦悩談」の特集を見て以来、留め具に目がいくようになったのだが、こちらは昔ながらの製法のままなようだ。
そして、フィルムは半透明っぽくてツヤツヤしている。なんか、こういう反射するタイツあったなあ(?)、と思いつつ開けるところを探すも、縦線のどこからでもどうぞパターンのよう。なので適当なところから切れ目を入れてみようとしたところ、切れるというか隙間が開く仕様だった。なのでそのまま無理やり端っこまで開けてぐりんとバナナのように剥くと、思いっきりフィルムに身が持っていかれてしまった。もっと良いやり方があった気がしてならない。ていうか、パッケージの説明を見なさいよ。
そこからは特に変わった点はなく、つつがなく料理が完成した。シンプルに塩焼きで違いを……という風にはしなかったので、きっとわからないだろうなあ、と思っていた。しかし意外にも、比較ができてしまったのである。見た目は同じに見えるのに食べると違うってちょっと面白いぞ。
ニッスイのほうは、程よい噛みごたえがある。そして、魚のすり身によるものだと思われる突出した味わいがあった。対して、マルハニチロは柔らかめ。色んな具材が混ざり合った、角のない味に感じられた。あくまでも食べたときの印象のみなので違うかもしれないけど、そんな感じだった。
今まで、別メーカーの魚肉ソーセージを混ぜて使ったことがなかったのだが、いつもよりも味覚を研ぎ澄まして食べられた気がしたし、具材としては同じなのに味の種類が増えるのも良かった。常連の2種類も、今度食べ比べしてみたいところである。
※マルハニチロさん、うまくやると1秒でオープンできるらしいです。私が下手なだけだった……。
※ニッスイさんは2ステップで開けられるそうです。し、知らなかったわけではないんだからね……ええと、企業努力を無にしてすみませんでした。これからはちゃんと開けますので……。