クリームソーダ部への誘い
突然だが、私はクリームソーダ部の部長である。
ちなみに、クリームソーダ部と検索して出てくるものには関与していない(超個人的な活動なので多少の名前被りはいいか、というマインド)。だって、全国に野球部ってあるでしょう。そういうことです(?)
今回は、この場を借りて軽く部活動紹介をさせていただきたい。
*****
正式な部員になると、三種の神器が配布される。
1つ目は「データブック」。
これは、maruman製のスクラップリーフ(86×128mm)とバインダーのセット。バインダーはピンク・ブルー・ライトブルーの3つから選ぶことができる。
このデータブックは、これを見ながら巡るというものではない。己の手で作り上げていくものである。まっさらな状態から、自分色のデータブックを作成する、それがこのクリームソーダ部なのだ。
そのため、データブックの作り方は個人の裁量に委ねられている。
私の場合は、表面に店のロゴ・商品名・価格・写真・感想・訪問日を記入し、裏面に住所などお店の基本情報を記す。紙が小さいので、どれだけ情報を簡潔かつ濃密にできるかが腕の見せ所だ。
2つ目は、「通帳型のメモ帳」である。
私が使用しているのは百均で購入した「レトロ銀行」のメロンソーダバージョン。本物の通帳のようにケースも付いているのがポイントだ。
これは、クリームソーダを提供しているお店をまとめておくためのものである。
適当にカフェに入ってもクリームソーダが無いことは往々にしてある。そのような悲劇を回避するため定期的にSNSや個人ブログなどで情報収集をし、該当するお店の名前と住所、定休日に駐車場の有無を記録しておくのだ。
そこにチェック欄を設けておけば、行ったかどうかもわかるので一石二鳥である。
3つ目は、以上2つがぴったり入るポーチである。
これ自体は再び百均だが、これに私オリジナルの刺繍のアップリケを付けている。もちろんクリームソーダ柄だ。
これにストラップを付けるも自由、さらにアップリケや缶バッチを付けるのも可愛いかもしれない。ちなみに私はリトルツインスターズのクリームソーダキーホルダーを付けている。これを見つけたとき、買わねばならないという使命感に駆られたものだ。
*****
そういえば、クリームソーダを普段飲まない人からよく言われることに「クリームソーダに違いってあるの?」がある。違うに決まってるだろ!
失敬。クリームソーダと一口に言っても、使用するシロップやソーダ、そしてそれらの比率はお店によって異なる。つまり、甘みも炭酸の細かさも少しずつ違うのだ。
さらにメロン味だけでなく、いちごやブルーハワイ、レモンなどバリエーションも豊富。最近だと、見た目と味にギャップのある(ピンクなのにレモン、青なのにメロンなど)ものも登場しており、驚きの要素も兼ね備え始めている。
そして忘れていけないのが、上に乗っかるアイスである。こちらのほうがお店の違いがわかりやすいだろう。
王道のバニラアイスでも、サイズや固さ、バニラビーンズの有無など千差万別。ミルク感が高めのものもあるし、ソフトクリームのところも案外多い。そしてソフトクリームもアイス同様、見た目や固さ、味わいに大きな違いが出る。
さらにグラスや氷、トッピングも含めると、1つとして同じクリームソーダは存在しないのだ。
*****
以上の説明を聞き、硬派な部活なのではないかと思ったかもしれないが(そうかな)、心配する必要はない。
なぜなら、記念すべき第1回目の2018年3月から2023年3月現在までで31店舗しか行けていないのだ。今確認して、よ、4年前……!? と愕然としてしまった。
つまりそのくらい緩い活動なので、興味がある人はご一報願いたい。