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天空のオアシスへGOKYO LAKE〜Day9〜

整いました

この日はAM6:30のアラームを待たずに目覚めた。

正確にはAM6:20ごろだろうか。

リズムが体に染み付いている証拠だ。

私の体は完全にヒマラヤモードに"整った"。

ひとつだけ変わらないのは手足の指先は起床した時必ず痺れていることくらいだ。

それ以外体調に全く問題はない。

6日目のルート

この日はこれまで通り川沿いの谷の道を北上し標高を360m上げた標4470mのマッチェルモに行く。

急激な登りの道はなく緩やかに高度を上げていく。

谷沿いの代わり映えしない景色を進んでいくことに飽きてきたがここまで順調に進んで来れたことを前向きに捉えたい。

準備を済ませ、早速歩き始めた。

飲み水の話

ここのトレッキングでは基本的には飲み水を1リットルのペットボトルで購入する。

ナムチェバザールまでは大体100ネパールルピーが相場だ。

それより上に行くと徐々に値段が上がっていく。

私は今回秘密兵器を持参した。

容量3リットルの浄水ボトルだ。

ナム チェバザールまでは水を汲む場所がほとんどなかったため、活躍することはなかった。 

ドーレで初めてルート沿いに大きめの沢が出てきたため、すかさず水を汲んだ。

ボトルの構造を解説するを水を収める容器に水を満たし浄水フィルター付きの飲み口を取り付ける。

浄水フィルターを通り飲み口から排出される水はれっきとした飲み水に生まれ変わる仕組みだ。

フィルターには1000リットルまでの浄水機能がある。

標高が上がるたびに値段が上がっていく飲み水のコストを削減するとともに、自然の恵みのそのまま頂ける最強のアイテムだ。

リッチな宿の話

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この日も4時間ほどの工程を歩き続け、何の問題もなく標高4470mのマッチェルモに到着した。

モンラ、ドーレと比べると比較的綺麗な建物が多いように感じた。

私たちはせっかくなので綺麗な部屋を探すことにした。

到着時に町を見渡して1番綺麗だった建物に入った。

一泊1500ネパールルピーの”ナムギャルロッジ”が今日の宿だ。

これまで平均一泊500ネパールルピーの部屋に泊まってきた私達からすると、ハッキリ言って高い。

しかし部屋はこれまでになく綺麗で広い。

おまけに部屋にトイレまで付いている。

主人の夫婦も今までの宿より上品な感じがする。

だいぶ儲かっていそうだ。

広い中庭があり天気もすこぶる良かったため、私たちは靴や靴下、Tシャツなどを天日干しした。

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これだけの環境があれば1500ネパールルピーもそんなに高くはないかもしれないと思い始めた。

トレッキング初日以来自分がシャワーを浴びてないことをこの辺で気がついた。もはや自分の匂いなどわからなかった。

ツアー客

私たちが夕食を取ろうと宿のレストランに向かうと私たち以外がヨーロッパ系のツアー客であることがわかった。

席にはツアー会社の名前と思われる席札が立っていた。

こうしたツアー客を取り込むことでこの宿は儲かっているらしい。

私たちのような飛び込みの客には十分な席が用意されておらず、半分相席のような形になった。

経営者側からしてもツアー客の方が客単価が高く利益率が高いのだろう。

いずれにしてもなんだか肩身が狭かった。

食事を早々に終わらせ広々とした部屋に戻った。

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