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銅が数年後にくる理由

突然ですが、銅が数年後にきます。それに向けて2022年10月から銅の積み立て投資を始めた。
見立てでは
・通常運転でも基本的に損をしづらい(右肩上がり)
・ここ数年で需要が増える
の2つの要因が重なるタイミング。

仮に「ここ数年で需要が増えなかった」としても損はしづらい地合いにいると思う。
数年後の答え合わせ用に備忘録としてメモ。

世界経済の成長と連動しているから

これが「通常運転でも基本的に損をしづらい」理由だ。
銅は自動車、パソコン、携帯電話、住宅、機械などの生産に欠かせない存在であるため、景気・株価の先行指標として「ドクターカッパー」とも呼ばれるくらい世界経済と連動している。
つまり、世界経済が右肩上がりであるかぎり、長期で見ればプラスになる可能性が高いと考えられる。

銅(Copper)価格は景気や株価の先行指標として有効か?

ただ、世界経済の”先行”指標になるかと言われると、それはまた別。

銅価格が株価に対して先行性があるか否かと言われると、答えとしては「先行性はない」と言わざるを得ません。
ただし、少し無理があるかもしれませんが1つだけ先行指標として役に立つかもしれない部分があります。
それは銅価格が下落トレンドから底をつけ、上昇に転じた後はほぼ全ての局面で株式市場が上昇しています。

銅(Copper)価格は景気や株価の先行指標として有効か?


環境配慮による電力化の文脈でこれから需要が増えるが、需要予測に対する供給への投資が進んでいないから

上記の理由にプラスして需要が高まって価格があがる可能性があるというのがもうひとつの理由。

・新規投資の不足が将来の供給問題を一層悪化させる恐れ
・世界は電動化に向かっており、大量の銅が必要-ウェルズF
~中略~
現在の相場を見ても分からないかもしれないが、大手鉱山会社や金属トレーダーは、あとほんの数年で銅が深刻な不足に陥ると警告している。
銅不足は世界の成長を抑制し、製造コストを押し上げてインフレに拍車をかけるとともに、気候変動対策での世界的な目標の達成を危うくしかねない。また、最近の相場低迷とそれに伴う投資不足で、事態はさらに悪化する恐れがある。
「市場は直近の懸念を反映しているにすぎない。しかし、本当に未来について考えているなら、世界が明らかに変化していることが分かるはずだ。世界は電動化に向かっており、大量の銅が必要になる
鉱山の新規生産は24年に減少し始めると既に予想されているが、最近の価格変動を受け、供給は近い将来にさらに逼迫(ひっぱく)する可能性がある。
ほんの数日前には、鉱山大手ニューモントがペルーでの20億ドル(約2900億円)規模の金と銅のプロジェクト計画を棚上げした。世界最大の上場産銅会社フリーポート・マクモランは現在の銅価格について、新規投資を支えるには「不十分」だと警告している。
商品の専門家は、銅不足が何年とは言わないにせよ、何カ月も続く可能性があると警告している。そして、最近の相場低迷は誤った安心感を与え、キャッシュフローを抑制し、投資を冷え込ませることで、将来の供給問題を悪化させる恐れがある。

銅はあと数年で深刻な不足の恐れ-最近の相場低迷で一段と事態悪化も

銅の需要は高まるけど、新規で生産できるようにする投資を怠っているのでひっ迫しそうという予測。

2023年2月現在の銅価格の推移

上記の考察をしたのは2022年10月だけど、そこから徐々に上がってきている。

https://www.ig.com/jp/forex/markets-forex/cash-copper

短期的な文脈が多いけど、こんな記事も出てた。

銅は今年に入り既に大幅に上昇。短期と長期で両方の追い風がある。銅は経済活動との連動性が極めて強い指標とされ、短期的に経済活動は中国の経済再開で上向く様子だ。
銅は経済の電化に伴い重要な金属でもある。ゴールドマン・サックス・グループのコモディティー戦略責任者、ジェフ・カリー氏は、銅の需給が今後数年以内に自身が商品市場でこれまでに見たことがないほどひっ迫する可能性があるとの見方を示した。

向こう半年は銅が最強、原油を上回る強気見通し-MLIV調査

ここからどうなっていくか見守る。


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