ばりぼりばりぼりどちらもうるさい

ばりぼりばりぼり、まだ凍っているアスファルトの上を歩くとえらいにぎやか、ばりぼりばりぼり、せんべい食うてるみたいやな、と思ったのでコンビニでしょうゆせんべいを購入し、おとなげないが齧りながらばりぼり外を歩く、足元と口元、どちらの音がやかましいかの実験、結果、自分ではようわからんけどずっとすごいばりぼりうるさい、あと、香ばしくて美味しい、冬の外にせんべいが合う。
黒いコートに降り積もるはせんべいのかけら、イカレのおばさんとしてご近所で噂されるくらいが楽になれるのでは、と悪い考えを。

メルカリで注文していたものが届く。
今回もそうだったがメルカリの出品者で、心からメルカリを楽しんでいるようなひとをたまに見かける、取引メッセージは明るく光り輝き、届いた品物にもかわいらしく手書きのメッセージが書かれたカードがついている。
そういえば以前、メルカリでお笑い関連のちょっと変わったものを買ったことがあり、出品者の方から、まさかこれが売れるとは思わなかったので笑ってしまいました、大事にしていたので嬉しいです、差し支えなければお聞きしたいんですがなぜこれを購入してくださったんですか、とメッセージがきたことがあり、しばらくやり取りしたのち商品が到着して連絡は途切れたのだが、これを続けていたらいい友達になれたのでは、などと思ったのを思い出した。

点字に興味がある。
エンボス加工の紙をなぞって言葉を読み取る、というとても繊細な行為がとても気になる、目の見えない方にはそれが日常である、ということも含めて。
首が悪くなってから、からだやこころのハンディキャップのことについて色々と思うことがある、世界と自分のグラデーションについて真面目に書き溜めているものがあるので、また何かの形で。
全ての事象において専門家でない人がどう考えているか、というのを皆が発信することによって各々の感覚は変わってゆくと思うんだけどなあ、あんまりみんな興味ないかな自分のいる世界以外のことに、などと考え込む、まじめに。
たまには。

家でだらりと過ごす、映画を見ようとして寝てしまう、新居の棚を探す、など。
すぐ夜。休みは短い。