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BTSとビートルズについて考えてみた。

以前、ふと、"BTS”って、「B.ea.T.le.S"=ビートルズの略なの?!」と思って調べたことがありました。

全然違っていました。

BangTan Sonyondang (防弾少年団)。
"Beyond The Scene"→「現実に安住することなく夢に向かって絶えず成長する青春」の意味だそうです。

BTSはその売り上げや記録に於いて、時々ビートルズと比較されることがあり、そういう記事を見ると「へー」と思ったりはしていましたが、結局この時も「そうか、名前がBEATLESに由来してる訳ではないのか。」と、それ以上BTSにお近づきになることはありませんでした。


さて先月、ビートルズ関連のムック本『MUSIC LIFE』が発売されて、その本を入手すべく地元の書店をいくつか巡りました。
今日までに合計6つの書店を訪れましたが、売り切れていたり、そもそも入荷が無かったりで、残念ながら店頭では出会えていません(ネット書店では買えた)。
改めて地方における書店の存続の可能性について考えさせられる出来事でした。

その際、当然ながら各書店の「音楽コーナー」を見て回るわけですが、なんとある本屋では、洋楽の音楽雑誌が皆無であり、思わず奇声を挙げそうになりました。
棚の半分が国内の音楽系雑誌、そして残りの半分は無数のBTS関連の雑誌が並び、「BTSすげえな。」と、改めてその人気を目の当たりにしたのです。


時を同じくして、学生時代からの友人と久しぶりに話していた時、彼女が驚愕の発言をしました。
「最近、毎晩お酒を飲みながらBTSの動画を見て泣いてる。」と…。

私は自分のビートルズ推しを傍に追いやって、「なにそれ!どうかしてる!」と思いました。
3人の幼児を育てる彼女が、子供を寝かしつけた後、韓国のアイドルグループの動画を見ながら毎晩泣いているって…。

全く、最高ではありませんか。

そんな訳で、圧倒的BTSパワーを見せつけられた私は、非常に遅ればせながらBTSと出会ってみることにしました。
できれば、名前と顔を一致させられるようになりたい、という細やかな願望を抱いて。

つまり、BTSとビートルズは似ているのか?


友人に彼らの魅力を教えて欲しいとお願いし、zoomミーティングを設定した日の前の晩、私はYoutubeで彼らのMVや関連動画を多数視聴し、Google先生からも教示を受けました。

そして翌日、リアルなファンの声を有難く拝聴しました。

全く無知の状態から、たった2日だけBTSと濃厚接触してみた結果、短くない下積み時代を経て路線変更した後、アジアからアメリカに進出・成功を収めた彼らは、そのメンバー同志の仲の良さと、それぞれの個性やキャラクターの魅力でファンを惹きつけていると感じました。

そう、それはまるで、私の愛するボーイズ。

ビートルズも、ドイツでの泥のような下積み武者修行ライブ生活を経て、マネージャーによるちょっとした矯正を経てなんとかレコードデビューに漕ぎ着け、イギリスからアメリカに進出し、成功を収めています。

そしてミック・ジャガーが「頭が4つのモンスター」と言う程に、4人はとても仲良しで、「ジョン=smart beatle」「ポール=cute beatle」「ジョージ=quiet beatle」「リンゴ=funny beatle」と表現されることもあるように、キャラの棲み分けもばっちり。

あとは、BTSにはパン・シヒョク氏と言う最強プロデューサー(兼作曲家)がいるようですが、ビートルズにも敏腕マネージャーのブライアン・エプスタイン氏と、天才プロデューサーのジョージ・マーティン氏の存在があり、そのあたりにも共通項が。

当然ながらそのダンスや歌やビジュアルも相当に魅力的なBTSですが、時々ビートルズと比較される根底には、売上記録など以外にもこういう共通点があるからなのかもしれない、と感じました。

もちろん、現代で世界的人気を誇るBTSのビジネス戦略は、60年代のビートルズとは比較にならず(主に「複雑さ」と言う意味で)、彼らを取り巻く世界中の大人たちの仕事があちこちに垣間見えます。

ほんの一部しか認識していませんが、その中でも、あの超人気ゲームの "Fortnite" に登場して、世界中の大人も子供も一気に虜にするのはすごい!と感心しました。
子供が興味持って踊ると、それを見て親も気になっちゃっう構図は確実にあるもんなー。と(ex.戦隊シリーズ)。

LINEスタンプや飲食物コラボなど、日常生活の身近なところに登場するBTS。
そうやって色んな方面からファンが生まれ、ファン同士の交流によってその熱量が拡大していく様が、とても簡単にイメージできました。

以上が、BTSと2日間向き合ってまとめた『BTSとビートルズに関する考察』です。

分かったのは、楽曲もライブもキャラクターも4人の関係性も超魅力的なビートルズは、やっぱりFabulousってことです。

BTSのメンバーは7人。ビートルズ (4人)の約2倍。
たくさんのボーイズが仲良くキャッキャするのはズルいな、とも思いましたが、魅力的人物 × 7人もいたら追いかけるのが大変そう(実際MV見るの必死でした)だから、ビートルズが4人で良かったと思いました。

4人でも大変なんだから。(ポール談・GetBack Sessionより)


2日間BTSに触れ、私が特に素敵だなと思ったのは、ジミンさん(パフォーマンスが素敵)と、テテさん(ヴィジュアルが素敵)です。
ビートルズと向き合って25年。
箱推しですが、どうしても選べと迫られたら、特に素敵だなと思うのはジョンさんとジョージさんです。
いつだって二人までしか絞れません。

以上、BTSもビートルズも魅力的。
結論は、「推しがいるって最高」ということでしょうか。推しに感謝です。

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MiHo O'Hara / Mihowell
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