この曲は、何を思い出すことになるんだろう
あいみょんの「今夜このまま」は、私の近年一番しんどかった頃を思い出す。
2人目産後で、夫との関係も最悪。出来損ないの自分を責めて責めて、自己肯定感皆無。必死に、泣きながら勇気を出して役所に電話したこともあったな。ガッキー主演の「ケモなれ」を観て、私も変わりたいと思った。
自分ってなんだっけ?
ここまで頑張ってきたの、自分じゃなかったっけ?
思い出したい、取り戻したい。必死だった。ここで変われなきゃ、私の人生もう終わりな気がしてた。
7キロ痩せた。仕事も初めてみた。自分で勝ち取った。
でも。。。その肯定感も、あっけなく崩れ去った。まだ、それは、癒えていない。
最近は優里を聴いている。このとき、未来の私はどう思い出す?
15歳の私は早く大人になりたかった。
自由だと思った。大人って、強いんだと思っていた。
34歳。毎日必死だよ。自分の嫌いなところを1つ1つ潰すよう努力して。
1つ1つ大切なものを、毎日確認して。
目まぐるしく、忙しくすることで、進むことであやふやにして。
それでも頑張って生きているよ。
昔から頼り下手だってけれど、結局いまもへたっぴだよ。
1ヶ月に1度帰って来ればいい、いくよと言ってくれた父の言葉をかわして、否定も肯定もせず、結局自分の生活に逃げている。
頼るには片道2時間半はね、遠い。ごめんね、お父さん。都合のいい娘で。
でも精一杯生きているよ
保育の仕事もしているよ。
これが私の生きる道なのか。わからないけれど、必死に生きているよ。
まだまだ探し続けて、馬鹿みたいに馬鹿真面目に生きているよ。
10年前の夢だって、忘れてはいないんだよ。
近づいているのかな。あやふやな自分の夢に。
この毎日が、何かに近づいているの?
結果もゴールももう何も見えないけれど、みえないふりもしているし設定していないふりもしている。でもずっと、ずっと変わってないよ。
ゴールに向かう道筋ではないのだけれど、見ている遠くの景色は多分あって、そこには歩いている。
できていないことだらけの毎日だけれど。
息子は縄跳びを三回跳べた、
苦手なことをあんなに好きに変えられる息子は本当にすごい、尊敬するよ。
私には、あんなパワー、どこにもない。
今あるものを、紡いでいくしかない。今あるものを、少しづつ変化させて。少しづつ。成し遂げなくも、変化を作るしかない。
誰かを羨むことにも蓋をしてそんな原動力も手放して。
純粋に私に残る原動力ってなんだろう。それが10年前?
いいんだよね?ゴイステの頃の私。
いいんだよね?ウルフルズ「ええやん」の頃の私。
いいんだよね?ミスチルの頃の私。
実家で見ていた月、
お団子を作って家族で見た月。
もう欠けていて、1人で見た月。
音楽を聴きながら、夜風にあたって、月を見るのが好きだった。昔からずっと。
涙を流したり、漫喫で夢中に読み漁ったり。デトックスが好きだった。
切羽詰まっても、意識をしてそんな時間を作らなければ。
大丈夫、私は今日も真面目に生きている。