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半径何メートルから、一緒にいないと思うようになるんだろう

今日は、夫が法事で(私が強めに希望して)1人遠方の実家に帰省している週末。

日中は特に変わりないのだけれど、ひっさしぶりに夜の羽伸ばしタイム。全然違うーー!!

全部自分のペースで、感覚で、いられる時間。

気配がなく、合わせるべき相手もいない。

髭ダンのLIVEをみながら、幸せを噛みしめる。

それにしても、大好きなstand by youの他は、割と流し見していることに気づく。源さんのLIVEをテレビで見た時もそうだったかも。

ドライブで曲を聴いているのと同じような感覚。

改めて、LIVE,その空間を共有しているって尊いんだなと思う。あの場所にいたら、携帯をいじることなんて一切しなかっただろう。

そしてさらに思う、

私にとってのLIVEはどこで、どこまでの空間なんだろうと。

コロナで出張がなくなった夫とは、おそらく10ヶ月くらいズーーーーーーっと一緒にいる。

1度平日の1週間出張があったけれど、平日の夜と休日の夜は心持ちが全然違う。そっか、休日の夜に気配を感じないのは、一体いつぶりになるんだろう。

同じ空間にいても、イヤホンをしながら会議をすることが当たり前のようになっている夫。

心の距離は遠いけれど、ずっと気配は感じている。

夫が自分の部屋にいるときだってそう。

いつだって、いつ出てくるか、何をして欲しいと言われるか(主に営みが今日あるかどうかとか、ご飯はどうするかとか)気が休まる感じではない、

今日のように、完全に自分の感覚で時間を使うことは、ない。

同じ家のなかにいるから?意識が行くのだろうか。

いや、多分隣の家に住んでいだとしても感じてしまうだろうし、同じ区内だったら感じてしまうかも。

LINEが来なかったら感じない?んー、そんなことないか!?

私は一体何メートル離れた時点で、彼と一緒にいないと思うのだろう。

もう10年以上一緒にいて、1ヶ月以上離れたことのない生活をしている。

久しぶりに彼が飛行機の距離の実家に帰っていることで、彼は彼の時間を今満喫しているだろうし、と別々に過ごしている感覚を味わう。

同じ部屋にいて違うことをしているだけでは、決して味わえなかった感覚だ。

共依存とでも言われるかもしれないけれど、私の日々の一つ一つの言動にも、すべて彼の気配があるに違いない。

でも、久しぶりに味わうこの感覚が、暗闇の中に人りいる恐怖(実際には、あらゆる事実の中で彼に守られた上でなのだけれど)が心地よい。

彼といるときのほうが、孤独を感じているのだなと気づいてしまった。

私が私でいられなくて、いつもどこかの部分をあげていて、疲れていたのだなと思う。

彼にはこの感覚はないのだろうか??

このブログを読んで胸が締め付けられる思いになった。

暴力こそないけれど、かなりきつい人格否定をされた記憶は消せない。

元々自己肯定感の低かった私に、私がいけないんだ、私がダメだからっていう呪いをかけてきた張本人である。

いつか離婚するんだろうなと漠然と思う。

家族として親としては、なんとか共に過ごしていけるのかもしれないけれど、

「私」と「あなた」の関係に立ち返ったときに、心の底から安心して寄りかかっり、抱きしめたいと思う相手ではなくなってしまった。

沢山感謝しているし、情もあれば思い出もある。それだけでプラマイプラスにもなれるかもしれない。

これといって今何かの事件が起きているわけでもない、

でも


歳をとるにつれて、決断が時間の蓄積になっていく。

直線的に、前だけを見て突き進んで決断をしてこれた20代の頃とは違ってきたな、としみじみ思う。

決断も、しみじみやってくる。しみじみ、「これが答えか」というように。自分でも決心がついたと自覚のないうちに。

積み上げてきた時間が、決断の後押しをくれるようになる。

きっと私もそんな風に決断の時がやってくる、そんな気がしている。

何かのネットの漫画で読んだけれど、死ぬ間際の夫のそばで「あなたのことがずっと嫌いだったの」と囁くようなパートナーではいたくない。

好きだからこその、テリトリーがあって、私の中のLIVEにいて欲しくなくなってしまったとしても、幸せであっていて欲しいと一生願う相手ではあると思う。

先のことはわからないけれど、思ったこと、日記に残そう。

これから、ダンスをして、お風呂に入ろうと思う。

でもね、同じ時間帯で同じスケジュールをしているとしても、彼がいるのと全然違う。本当に、びっくりする。

今日の夜は、ゆっくりと過ごそう。こんな記事だって、今日の夜じゃなければかけなかった。


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