【精液事件】4才の時、親の留守中に変態来訪。
私が保育園時代の時の実話です。
親が買い物に出かけている昼間、家の隣の路地で、いつものように友達のひばりちゃん(仮名)と遊んでいたのですが、
突然大学生?くらいの男の人に声をかけられました。
「ちょっとトイレを貸して欲しい。トイレに行きたいんやけど。」
その人は身長が高く、見た目は優しそうですが、ちょっと目が怖い感じがしました。
1分ほど歩いたところに公園があり、公衆トイレがあったのですが、
親以外の大人と外で話したことがない私はオロオロと人見知り丸出しで困ってしました。
するとひばりちゃんが、
「この子の家そこにあるから、貸してあげる!」
と言いました。
ど、どうしよう…。うちの家は友達を入れてはいけないと厳しく言われていたので、そんな中見ず知らずの男の人を入れたりしたら、めちゃくちゃ怒られる…。嫌だな…。
「うち、今おばあちゃんいないから、家の鍵かかってて入れないし…。」
なんとか何処かへ行ってもらおうと私なりに必死だったのですが、ひばりちゃんが、
「この子の家郵便ポストの中に合鍵隠してるから入れるで!いいから行こう!」
なんでそんな人の家の秘密をあっさり他人に教えるのか。
ひばりちゃんは割とデリカシーのない子でした。(クラスの男子の家に勝手に上がり込んで部屋をめちゃくちゃにする、人のものを盗むなど)
そんなひばりちゃんは、とてもワクワクして男の人にしがみついていました。
「トイレ貸してあげる代わりに一緒に遊んでくれる?」
と我が物顔で言いました。うちのトイレなのに。
私は意思を言葉にできない子供だったので、(そもそも当時4才だし)
結局流されるまま郵便ポストの鍵をとり、家の中に男の人を入れてしまいました。
男の人がトイレに行っている間、私は親が帰ってきたらどうしよう。と泣きそうになっていました。
なんならうちの親はひばりちゃんのことも嫌いなので(笑)
この子も家に入れたとばれたら、ヤベェ、倍怒られると。
男の人はトイレから出て、玄関前の狭い廊下に向かったので、
よかった。帰ってくれる!と思ったのですが、男の人はそこで立ち止まり、私の前で股間を出しました。
そして何かゴソゴソしていると思ったら、廊下に精液をぶちまけました。(しかも結構な量)
当たり前ですが、4才の私はそれがなんなのか全くわかりません。
ゴソゴソ私のおもちゃを引っ張り出して勝手に遊んでいたひばりちゃんもそれを見つけ、大きな声で
「あー!白いおしっこした!!なんで白いん!?」
と爆笑しながら聞きました。
それを聞いて私は『あっ、白いおしっこか…。』
と思ったのです。
男の人は
「俺病気やからおしっこ白いねん…。」
と終始ニヤニヤしていました。
そしてティッシュを取ってと言われたので渡すと、男の人は
床にこぼれた『白いおしっこ』を拭いて、部屋の真ん中に座りました。
私はまだ帰らないのかとだんだん怖くなってきて、その人に近づかないよう部屋のすみっこでじっとしていました。
ひばりちゃんは男の人の膝の上に乗っかり、くすぐられてとても楽しそうに笑っていました。この子のメンタルどうなってるんでしょう。
「ざきもこっちおいでやー!」
と名前を呼んだら男の人がこっちを見て、
「ざきちゃんって言うの?」
その声で恐怖の限界がきて、もしかしたら人殺しかもしれない。
そう考えてしまい、もう耐えられず、ひばりちゃんを置いてゆっくり外に出ました。
誰かに助けを求めることまで考えてはいなかったのですが、
ちょうど自転車で帰ってくる祖母の姿が見えました。
祖母は私に今日の晩ご飯の話などをしていたと思います(よく覚えていない)
私が、なんとか伝えなくてはと、祖母に、
「知らない人が、家におって…。」
その言葉を聞いて祖母はすぐに家に帰りましたが、すでに男の人の姿はなく、(私が出て行ったので何か察知したのでしょう)
ひばりちゃんだけが残念そうにしていました。
その後、事情を話したのですが、祖母は白いおしっこの話を聞くと、
「お父さんには絶対言ったらあかんよ。」
とだけ言いました。
(父の話の記事を見ていただいたら分かる通り、父は頭のおかしい人なので、もしそれを知ったら相手を見つけて殺しを行ってしまう為だと思う)
その話は誰にも言わない、ということでその日は終わったのですが、
ですが次の日、保育園の先生にひばりちゃんが、その白いおしっこのくだりを自慢げに話したことにより、大問題に発展しました。
私は大勢の大人に呼び出され、
「連れて行かれたらどうすんの!!」
と、とにかく激しく怒られました。
私は、そもそもひばりちゃんが全部悪いのに、なんで私ばかり怒られるんだ。と怒られた事実にばかり腹を立てていました。
現に祖母はもうその話を忘れようとしていましたし、そんなにまで他人に怒られる理由はわかりませんでした。
祖母は都合の悪いことはなかったことにするタイプです。
先入観で『白いおしっこ』だと思っていた私は、高校生になってもそれが精液だったと分からず、たまに祖母に
「あの白いおしっこの人、なんの病気やったんかな。」
と聞いていました。大人になった今、ちょっと恥ずかしいです。
祖母は忘れているのかなんなのかは分からないけど、その話をすると、
「さぁ、そんなことあった?」
と言います。
子供とはとことん向き合わない大人だなとしか言えません。
私のことを本気で心配して怒ってくれた先生の方がまだ人間味ありますね。
そんな話。
自分には何ができるのか、色々な仕事に就きましたが、いずれは執筆だけで生きていこうと思っているしがないライターです。