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スイング創り ゴルフクラブの話 5

前回ゴルフクラブの進化に伴い、飛距離性能、方向性が良くなったと説明しました。さらにボールも良くなりゴルフ自体が優しくなったはずです。しかしながら現実はそんなに飛ぶようになったとは言えませんし、曲がらなくなったとも言えませんし、スコア自体も良くなったとは言えないと思います。

ただプロゴルフの世界は変わって来ました。以前300Yを超えるプロはほとんど無くジョンデーリーぐらいでしたが、今ではトップ100ぐらいの選手が300Y平均になています。

優勝スコアもドンドン良くなって来ています。メジャートーナメントでもアンダーパーが当たり前になって来ました。

以前よりもコースセッティングが難しくなったり、コース自体の距離が7500Yぐらいまで伸びて来ても、スコアが良くなって来ています。

理由がはっきりわかっている訳では有りませんが、今の選手はフィジカルが物凄く強く大きな選手になった気がします。プロ野球、アメフト、バスケットの選手並みのフィジカルを持った選手がプロゴルフの世界に入って来てる気がします。

なので道具や技術の向上で飛距離やスコアが良くなったのでは無く、身体的に飛ぶようになり、コースが短いのでセカンドショットの距離が短く、バーディーチャンスが増えた、パー5でのバーディー率が上がったのだと考えられます。

しかしながら一般のゴルファーの平均飛距離やスコアというのは30年前ぐらいからほとんど変わっていないと言われます。多少伸びたと言われいますが、プロゴルフの世界ほどの変化はないでしょう。

なので、一般ゴルファーや、フィジカルに恵まれていないプロゴルファーにはあまり道具の変化は恩恵を受けていない事になります。

もしかしたら40年 30年前からゴルフの経験がある方にとっては現代クラブというのは軽くなった訳ですから振りやすいのかも知れませんが、年齢とともに体力も落ちて来ていると考えると、飛距離のことは道具の変化と体力の変化でなかなか比べ難いですが、それでもやっぱり飛ぶようになったとは考え難いと思います。

では何故道具は変化し進化しているはずなのに、何も変わらないのか?

答えは単純に 人間が変化せず進化してないからです。

昔のゴルフクラブを知らないで、現代のゴルフクラブで始めた方にとっても、以前を知らないのでそんな物だとしてクラブを振っていると思いますが、やっぱり平均的に200Y〜230Yぐらいの飛距離であると考えられます。昔のゴルフクラブを振っても多分同じになると思います。

次回に続く




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