ドライバー上達編 11
レッスンをしているとほとんどの方はドライバーで悩んでいます。飛距離であったり方向性に問題があると。
しかしながら解決する事はほとんどありません。
安定してくると飛ばしたくなりますし、飛ぶようになれば安定させたくなります。このスパイラルから抜け出すためには何処かで妥協するしかないのです。飛んで曲がらないを目指しはしますが、行き着かないかもしれませんね。
続きを書いていきます。
スイング改造に取り組むようになって10年近く経っていたと思います。この時すでにスイング改造なのか、ただ良い感覚を求めて迷っているのか、何をしたいのかも分からなくなっていたと思います。
もともとゴルフを始めた時からドライバーが苦手で、なんとかコントロールと飛距離の両立を求めてスイングを作ってきました。良い感じなったとしても何処かで何かが変わってしまいました。
良くも悪くも常に何かを探してしまいスイングが固まるという感じにはなりませんでした。
最終的にはこの大型ヘッドに合うだろう思われるスイングをやめる事にしました。10年ぐらい取り組んでいたとは思いますが、やめました。
特に深い理由はありませんが、こんだけやってきたのに出来ないのだから、出来ないものは出来ないといった感じです。
あえて理由をつけるなら、レッスンをしていてある動きを簡単にこなしてしまう方と何度やっても上手くいかない方がいる事です。ある人はこれは出来るがあれが出来ない。もう一人はあれは出来るがこれは出来ないといった感じです。練習すればある程度まではなんとかなる物だと思って練習してきましたが、無理なものは無理なのだろうと感じたからです。
私に出来なかった事はアームローテーションを抑えて体の回転や側屈動作、体を縦に使ってうねるような動きが出来ませんでした。練習場では出来てもコースでは出来ませんでした。飛距離が落ちてしまうのと、体を使おうとすればする程コントロールが悪くなってしまう気がして、アームとボディのバランスが維持できませんでした。
最終的にアームを主体としたスイングを自分のスイングとして固めたというか、固める事にしました。
以前のヘッドが小さい頃のスイングとは全く別物ですが、ボディの感覚はわずかでアーム感覚でスイングしています。
スイング改造に長く取り組んできた事もあってか、いろいろな動きができるようにはなっていました。その中でスイング感覚が良いのと、スイングが維持できるのを選択した感じになります。
18Hラウンド中に少しズレる事はあってもスイング崩壊を起こすとか、全く変な感覚になってしまい元のスイング感覚が無くなってしまわない様に維持できるかが重要でした。
体を使おうとすればする程アーム感覚が必要となり、体の動きにアームを合わせる感覚がキツくなってしまいました。それを18H維持する事は困難で初めからアーム感覚の中でラウンドしていれば、アームの動きを体が邪魔しなければ、維持できる感覚です。
なので、体の動きを抑え体が暴れない様にして、アームでスイングしていく感じにしました。
もともとアーム感覚がスイングを作っていました。ヘッドが大きくなる事でアーム感覚が使えなくなっていきましたが、新しいアーム感覚を使える様になった感じです。
私がドライバーが苦手になってから15年ぐらいかかってしまいました。苦手になっている感覚がずっと合わせている感覚です。合わせずに思い切りスイングしたいと思って今まで来ました。
それが、今は思い切りスイング出来る様になりました。私にとっての思い切りとは、腕を振る事です。思い切り腕を振ってもコントロールをある程度出来る様になりました。
大きく感覚が変わったのが、スイングを右手主体でスイングするようにしたのと、アームはローテーションさせずにフォローでクラブシャフトをターゲットではなく体の正面というか、ボールの方というか目の前に縦に立ち上げる感じに持ち上げて行く感じにしました。
もう一つはどうしても体とクラブが引き付けあってしまう感じで、スイングが詰まってしまう事を解消できた事です。
とりあえずはボールから離れて立ち、クラブヘッドをボールの横にセットせず少し離れ、手前にセットしてスイングする時に遠くを振る感じです。
この感じだと思い切り腕を振ってもヘッドターンが遅れないのでスライスし難いのと、フェースターンしていないのでチーピンは起きにくくなります。そして何と言ってもスイングが詰まる感じがありません。完璧なコントロールは出来ませんが、思い切りはスイングできます。
詳しくは次回に続く。