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レッスン 11

 レッスンを見に行くようになって少しずつ見えて来ました。インドアレッスンの難しさから、とにかく型だけを作るレッスンになってしまい、フィーリングが作られない。

 生徒さんも直ぐに結果が出るものだと入会しますが、2〜3ヶ月で悪くなって退会してしまいます。
これでは困ったとなっていました。

  レッスンの内容だけ聞いていれば、型を整え綺麗なスイングにしようとする訳ですから、何ら問題は無いのですが、ゴルフの内容が悪くなってしまうので、コーチと生徒のズレが生じてしまいます。

  インドアレッスンで型を作っていくときに難しのが、直す事です。これが出ていました。

  どう言う事か。
  例えば、アウトサイドでスイングしている方がインサイドから打てるようになりたいと来ました。
  動画を撮り見てみると、確かにアウトからインパクトしています。ではどうやってインサイドからスイングできるようになってもらいましょう。
1 画面にラインを引いてこのラインがインサイドですよ。
2 ヘッドをインサイド側にループして、インサイドを体感してもらう。
3 手を使うからアウトになるから、ボディの練習してもらう。
4 上半身、特に右肩が切り返しで出るから右肩が出ないように切り返す。
5 切り返しでグリップが前、体から離れようとするから近ずける。
6 逆に惹きつけてしまうから、クラブが立ってしまいアウトになる。
7 回転が速すぎる、遅すぎるからアウトになる。
8 体重移動が大きすぎる、小さ過ぎてアウトになる
9 体の回転が横だから、縦だからアウトになる。
10   体が浮くから、沈むからアウトになる。

 10あげましたが他にもアウトからスイングしてしまう理由は多々あります。
しかしこの様な事を指摘しながら、インサイドからスイングできるよになってもらおうとコーチは頑張ります。

 しかしながらこんな事でインサイドからスイング出来るのでしたら、日本全国のゴルファー皆がインサイドから打てる様になります。そもそもインサイドから打たなくても良いと言ったレッスンも出て来ます。

 この様に何かを変えたい時に、映像を見て直すか、感覚的なとこを変えるかになる事が、レッスンとして成り立っていない事に、コーチが気が付かなくてはいけないのです。ややこしい話ですが、そもそも論が違うのです。
そもそも何故この生徒さんはインサイドから振りたいのか、インサイドが良いと思っているのか。アウトから振ることの何が嫌だと思っているのか。

 そしてインから振りたいと努力しているのに出来ないのか。原因を見つけなくてはいけないのです。なので例にあげた10の事が原因で、出来ないからインから振れなくなっているとレッスンしてしまうとなかなか解消されません。

 グリップであったり、アドレスであったり、そういったとこから確認して見つけなくてはいけませんが、生徒さんもなかなか受け入れ難いのと、コーチもそんな事からやったら嫌がるのではないかと感じていました。

 要するにワンポイントレッスンの積み重ねになっていました。ひたすらにワンポイントレッスンをし、見た目おかしなとこを直す。ワンポイントレッスンは短期のレッスンか一回のレッスンです。それを継続させる方法はないのかを考えていた事になります。

 ワンポイントで継続させる事が上達させる事になるのか、悪くする事なのかが見えなくなっていました。

  ゴルフスイングには多くのカテゴリーがあります。このカテゴリー別に解決していかなくてはいけないのですが、ごちゃごちゃに混ぜてレッスンしてました。これではスイング作りなりません。

  そこで始めたのが、スイング作りマニュアルです。

  どの様な流れでスイングが作られ、型になっていくのか。

  この事をコーチ陣で理解し正しくスイング作りをしていくことから始めました。

次回に続く。

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