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アメリカゴルフ挑戦 22 最終話

前回日本の選手と海外の選手での差がパワーにあると説明しました。昔からゴルフはパワーじゃ無いとか飛距離じゃ無いと言われて来ましたが、現代ゴルフはパワーが必要になりました。確かに飛距離じゃ無いと言えばそれはそんな気がしないでも無いです。ただ290yぐらいは飛ばせないときついとは思います。300y飛ばなくても戦えます。キャメロンチャンプ選手やトニーフィナウ選手はもの凄い飛距離ですが、有利と言うだけで何度も優勝する事や、常に上位で試合が終わるわけではありません。なので飛ばない事はキツイですが、平均飛距離がシード125位に入るならそれで良いとは思います。

問題はパワーになります。ヘッドスピードが無くてもパワーがあるプレーヤーと、ヘッドスピードが速くてもパワーが無いプレーヤーでの違いが、コースセッティングが厳しくなってくると出て来ます。ボールというのは必ず曲がります。ヘッドスピードが速くなれば安定性は悪くなります。曲がった時にラフがキツイとパワーと握力が必要になって来ます。振り抜けなくなります。

アメリカのセッティングでラフがキツイ試合になると、ラフから振り抜けるパワーが必要になります。振り抜ける力が無いなら、正確なショットが必要になりますが、なかなか100%の正確性は出来ません。

ではどこの力が必要になってくるのか?ですが、上半身になります。下半身は上半身の振りに耐えられるだけの筋力が必要になりますが、上半身のパワーが無ければ下半身を鍛えてもさほど意味をなさないです。

上半身でも腹筋や背筋ではありません。肩と腕です。特に両前腕は鍛えないといけません。ここが弱いと結局振り負けしますから全力で振り抜けなくなります。

アメリカの選手は元々の身体つきも有りますが、見てきた中で腕の細い選手を見た事が無いです。身長が大きくなくても腕や肩周りは大きく太く見えました。日本の選手はまだまだ細いです。

ただこれからの選手は大学や高校でも筋トレをして、大きくがっしりとした選手が出てきますから楽しみでは有ります。

その選手たちがアメリカを目指して挑戦してもらいたいです。


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