スイング創り ゴルフクラブの話 10
ヘッドが大きくなった事で実はヘッドスピードが上げにくくなってしまったと話しました。理由は単純にアームが使いにくくなってしまったと言うか、ローテーションが出来なくなってしまったと言う事です。ローテーションを積極的にしてしまうとクラブヘッドが安定しないと言う事です。
今現代のゴルフクラブとスイング、スイングのレッスンが抱えている問題が、振りにくくなってしまったゴルフクラブを、いかに飛ばすかと言う事です。しかし飛ばそうとすると、安定しないので上手く振れずに、ヘッドスピードが落ちてしまい結果飛ばなくなってしまうということです。
この様な事は、現代のゴルフクラブになる前から言われていましたが、ゴルフの永遠のテーマの様なものです。
安定をとるか、飛距離をとるか。
ある程度飛んで曲がらないスイングが欲しいと考えますよね。
しかしなかなか決まらないものですが、以前と異なる点で言うと、ドライバーとアイアンが変わりすぎた感じがします。以前はアイアンとドライバーは違うものではありましたが、今程の違いはありませんでした。ドライバーのヘッドも小さくアイアンに近い感覚がありましたが、今は同じ様な感覚でスイングするとどちらかが降りにくくなってしまいます。
そこで最近になってよく聞く様になって来たのが、ドライバーのスイング軌道をシャローにする事です。
以前はゴルフクラブを立てて入れろとか、シャフトを寝かすなと言うレッスが当たり前でした。アップライトな軌道の方が良く横から入ってくる感じというのはあまり良くないと言われていました。クラブが寝るとダフると言われていました。
では何故ヘッドが大きくなり、軽くなってくるとシャローの方が良くなってくるのかという事ですが、ヘッドが大きくなったからシャローが良くなったというより、ゴルフクラブが、軽くなったから、シャローにしないとクラブのパワーが足りずにヘッドスピードが上がらず飛距離が出ない事です。
本来なら軽くなったのだから、早く振れる様になったはずなのに、早く振れなくなってしまったという事です。
とてもややこしい話になりますので、次回にします。