アプローチについて 3
前回アプローチの距離感について少し書きましたが続きを書いていきます。今回はスピードイメージからの話ですが、インパクト時にヘッドが加速しながらボールとコンタクトするか、等速か減速かについて話します。
私が考えるインパクトは等速インパクトが理想だと考えてます。
通常インパクトは加速させるのが理想で、緩まないインパクトが良いとされます。この考え方としては良いのですが、これはロングゲーム。飛距離が欲しい時には必要な要素ですが、飛距離よりも方向性と正確な距離感の時はあまり加速させないほうが良いと考えます。もしくは距離感のことだけなら減速させた方が距離感は合う気がします。
この感覚を出すのは確かに難しいと考える方は多いのですが、理由は振り上げる大きさが足りないからと考えてます。小さな振り幅でスイングした方が安定すると感じてしまうからです。大きく上げてゆっくりふるや、緩める、スピードを落とすは感覚的に間違いに感じてしまいます。もしかしたら動画や雑誌で良くないと言われたか聞いたのでしょう。
しかし今まで見てきた中でアプローチが苦手な方ほど振り上げれなくなっています。コンパクトが善でオーバーは悪ととらえています。大きく振り上げれないのでインパクトに向けて加速しないと、狙いまで飛ばせなくなります。
加速インパクトが理想と考えたり感じている事は間違いではありませんが、ロンングゲームだけです。ショートゲームは等速もしくは減速ショットが理想です。
アプローチでの狙いは落し所出あったり、ボールの高さイメージ、飛んでくスピードになりますが、加速ショットでは思ったより飛んだり、高さが安定しないのと、そもそもスピードが速すぎて分かりにくいのです。アプローチではボールがゆっくり飛ぶ事が理想です。早く飛んでは分かりにくいのです。そしてスピンです。加速インパクトではスピンが安定しないという事です。加速させますからスピンはかかり易くなりますが、もしかからなかったらオーバーは覚悟になります。絶対にスピンがかかる保証がない限り突っ込めなくなります。突っ込まずにスピンがかかってしまってはショートです。そして混乱が始まります。
この繰り返しから低くて勢いのあるアプローチが始まります。ここで気づいてほしいのが、ウェッジで低い球を打つ意味が無いことに気づいて下さい。勢いよく飛び出して止める為には、低い球で早く地面に着地させないと転がりすぎたり、スピンがほどけてしまいます。
加速させずゆっくり飛んで、ある程度高さを出さないと寄らなくなります。そしてスピンはあまり有効では無いという事です。
ゆっくり大きく振ることを練習してみて下さい。
次回に続く