ドローボールを打つ 2
ドローボールがスイングの基本になるという事ですが、ここで理解して頂かないといけない事ですが、ドローとフックの違いです。
よくドローとフックの違いはと聞かれると、曲がり幅や狙ったところに飛ぶとか、落ち側で少し曲がるとか、かなり曖昧なことを言われますが、そもそも打ち方が違うと定義しないと、スイングが固まりません。
ドローを打つ為にはまず、インサイドアウトのヘッド軌道であること。ターゲットに対してでは無く、身体の向きに対してです。フェース面がターゲットに対してややオープンでスイング軌道に対してややクローズ。ややこしいかも知れませんが、説明すると、スイング軌道がターゲットに対して5°インサイドから入ってきたら、フェース面はターゲットに対して2.5°オープンならドローになります。なのでターゲットとスイング軌道の間にフェース面が向く必要があります。
フックだとアウトインでも打てますし、フェースがクローズなら打てます。なのでかなり右を向いた状態で左に曲げればターゲットに向かう事は有りますが、これはドローでは無くフックになります。
もう1つ重要になってくるのが、ヘッド軌道がダウンブローという事です。これはドライバーであろうとアイアンであろうとダウンブローという事です。通常イメージされるのがアッパー軌道の方がドローになり易いとか、ボールを左に曲げれる感じが出ますが、これも間違いだと考えてください。
これはスイングでのヘッドの最下点の事になるのですが、最下点がボールの所ではなかなか狙った球筋が出にくいので、ボールの先が最下点になるとしてください。ドライバーならティーアップしてますので、アッパーに打つ事が可能で、最下点がボールの手前にできますが、これだとアウトインになってしまいます。
これを理解してもらいます。
まずフラフープをヘッド軌道だとイメージして下さい。その最下点にボールが置かれている状態で、ボールの手前がインサイドアウトゾーン、ボールの先がアウトサイドインゾーンになります。これを見たときにインサイドゾーンはボールへ向かいますからダウンブローゾーン、アウトサイドゾーンは打った後なのでアッパーゾーンになる事が見えるはずです。なのでドローボールはインサイドアウトでダウンブローゾーンでヒットしないと打てない事になります。
これがかなり重要な事なのです。