スイング創り ドロー編 1
今回からドローのスイング創りに入って行きます。
座馬ゴルフアカデミーでは、ドローボールを基本的なスイングとしています。ある程度のゴルフスイングの理解を得る事が出来たら、ドローボールが打てる様にスイングを創り固めて行きます。
なぜドローかと言うとゴルフクラブの使い方がドローになってくるからです。
ここで少し以前のクラブについて寄り道します。
よくゴルフは曲げて攻めた方が良いとか、ストレートを打てる様にとか、今のゴルフクラブは曲がり難いとか言われますが、もちろん以前に比べれば確かに曲がり難くはなったと思います。しかしOBが無くなった訳でもありませんし、それなりに曲がります。
ゴルフクラブの変化はいろいろなゴルファーに影響を与えました。プロの世界でプレーしていた選手の中には、ドライバーのコントロールを失ってしまった選手もいます。イップスになってしまった選手もいます。これはドライバーとボールの変化が影響をかなり与えました。
しかしながらアイアンはさほど変わっていません。多少大型、低重心にキャビティーが深くなったと言え、プロモデルなんかはいまだにコンベンショナル(マッスルバック)なども普通に使われています。
なのでドライバーのスイングと、アイアンのスイングは同じか別物かと言う議論もよくされます。アカデミーは実際は別物と考えますが、感覚的なところは似ていると言います。なのでややこしくなってしまった気がします。
なのでドライバーが上手くいくとアイアンが当たらず、アイアンが上手くいくとドライバーが上手くいかないと言う現象になってしまいます。
何がそんなに変わってしまったかと言うと、圧倒的にヘッドが大きくなってしまった事です。私がゴルフを始めた頃はまだ少なからずパーシモンヘッドを使っている方やプロもいました。ジャスティン レナード、デービスラブ三世、などは最後の方までメジャートーナメントで使用していました。私の始めた頃は、チタンの出始めで230CCのヘッドサイズでしたが、それでも大きくなったのだよと言ってました。30年程前からチタンが出始めていましたが、20年程前から急激にヘッドが大きくなり、慣性モーメントに制限がかかり、体積も460CCで制限されました。
この変化でドライバーが優しくなったはずなのですが。
次回に続く