不知火流 伝承の書
ごあいさつ
アンデット大好きリンクスプレイヤー、ざるーぐと申します。
今回は不知火の先攻展開ルートなんかを中心に書いていきます。
スキル【不知火流の継承者】が2024年2月に実装されてから約9か月がたちました。
2月KCでは多くのプレイヤーが不知火を握り、数多の展開ルートが開拓されましたが、4月のスキルナーフ以降使用者が激減、今では「難しいし、回し方がよくわからないので不知火を使うのを諦めている」といった意見をよく聞きます。
こんなに奥深くて面白いテーマなのに、諦めるなんて非常に勿体無いです。せっかく不知火に興味を持ってくれた人たちや、復帰して不知火ならなんとなく回せるかも・・・といった人たちにとって、せめて先攻展開だけでもこのノートが参考になれば幸いです。
※見出しを多用していたら目次がとんでもないことになってしまいました。目次とは。
0、垂氷展開、麗神展開のメリットデメリット
リンクス不知火の妨害方法の敷き方は主に相手ターンに炎神を出して複数枚のカードを破壊することですが、炎神の出し方についてはスキル使用の後、麗神不知火と垂氷の魔妖で妨害を構える2パターンがあります。(隠者除外でも出来ますが、ここでは省きます。)
基本的には垂氷展開を目指すことがほとんどですが、まずは双方のメリット、デメリットを今一度確認して見ていきましょう。
不知火中級者以上の人はこの0章部分は飛ばしてもらって構いません。
またスキルの説明については割愛します。分からない人は【不知火流の継承者】で検索してください。
麗神-不知火を使用した展開 (麗展開)のメリットデメリット
【メリット】
〇戦闘破壊されないため、相手に1除去を要求できる
〇隠者によって除外ゾーンから再特殊が可能
〇才華の陣と合わせることで、麗神自体が怪獣以外に対して完全耐性がつく
〇場に残れば毎ターン効果を使用できる
〇リンクが下向きのため、トロイメアフェニックスで1ドローが見込める
〇要求リンク値が低いため、比較的展開力の低い手札からでも狙うことが出来る
【デメリット】
〇除去を当てられてしまうと妨害としては機能しなくなる
〇効果解決時に麗神が場にいないとシンクロモンスターを除外ゾーンから出せない
→場が輪廻の陣+麗神のみの時にサイクロンなどの伏せ除去を輪廻の陣に当てられてしまうことによって、麗神と輪廻の陣のどちらかの効果しか通せない、みたいな場面がちょくちょくある。→以降「麗輪廻のジレンマ」
〇麗神のリンク先にモンスターを出されると妨害として機能しなくなる
〇戦闘破壊されないため、高打点モンスターで麗神を集中攻撃されてワンキルのリスクがある→青眼の究極亜竜等
垂氷の魔妖ー雪女を使用した展開 (垂氷展開)のメリットデメリット
【メリット】
〇盤面除去を無視できる
〇エンド時やバトルフェイズに起動させて伏せ破壊を狙いやすい
〇展開のついでに相手モンスター1体を永続無効
〇墓地のシンクロモンスターも蘇生出来る
→ヴァンパイアサッカーと合わせて1ドローが見込める時がある
〇最終的にアンデリンク2を置くため輪廻の陣とは相性が良く、麗輪廻のようなジレンマが起こらない
【デメリット】
〇墓地を触ってくるカードに対して効果を使わせられてしまう
〇垂氷自体を墓地に送る必要があるため要求リンク値が高く、若干強いハンドでないと狙うことができない
〇エクストラデッキの消費量が激しい
〇垂氷を墓地に置くために出したアンデリンク2を狙って超高打点でワンキルされる可能性がある
〇基本的には刀神で戻すことでしか再利用ができない
こんな感じでしょうか。
メリットデメリットの総数ではどちらも同じくらいですが、実戦ではどうしても麗輪廻のジレンマが気になったり、盤面除去を無視できる点から、垂氷展開のほうが強いことがほとんどです。
ですので、迷った場合は垂氷展開を目指してください。
ただし対面によっては麗神を出したほうがよい場合も勿論あります。
(前除去がないデッキや墓地ばかり触ってくるデッキには麗神が良いです。)
この辺りは使用してみてどの対面に対してはこの展開!と深堀していけるのも不知火の面白さですので、ぜひ研究してみてください。
なお、墓地垂氷+麗神ができるなら強盤面ですので、初手が展開札まみれの時は狙ってみるのもアリです。
1、転生の陣を使用した展開ルート
さて、最近の不知火にテンプレ採用されているのがこの転生の陣になります。
一見すると強いか微妙な効果ですが、スキルと合わせることで輪廻の陣をサーチしつつ、垂氷展開をすることができるなど、先攻盤面の形成においては比類なき強さです。
また組み合わせや展開方法によってはヴェーラーやクロウをケアしながら展開もできます。(キリがないため今回は記述していませんが、回しているうちにわかってくると思います。)
デメリットとしては手札消費が激しく、モンスターが自分の場にいると使用できないため、後手まくり札としては嚙み合わないと機能しづらい点。
縛りで1手目に発動するしかないのですが、1手目転生の陣つり上げ効果での特殊召喚は盤面干渉が出来ない故スルーされがちであり、この動きにカードを2枚割くのはかなりしょっぱいです。
以上のまとめより環境に手札誘発が増え、先攻勝率を100パーセントに近づけたい、輪廻の陣がないと戦えない環境のときは是非採用したい展開札となっております。
また小技として第二効果の「除外ゾーンから墓地に戻す効果」についてですが、除外されている妖刀を転生の陣の第二効果で墓地に戻すことによって、そのまま墓地シンクロが可能です。(これは妖刀が墓地に送られた訳ではなく、あくまでも除外ゾーンから墓地に戻されただけ、という理屈のためです。いわゆるコンマイ語です。)
転生の陣を使う上では超大事な知識ですが、けっこう知らない人がいるんですよね。
話がそれてしまいましたが、転生の陣の展開ルートやコツについて記述していきます。
展開ルートは星の数ほどあるので結局はアドリブと慣れが大事になってきます。そういうわけで基本的な展開だけ記述するので覚えてひたすら練習を重ねましょう。
また手札すべてを先攻展開に使うよりは3ターン目の捲り札として残しておいた場合が良いことも多いので、対面を考えてあまった櫃とか馬頭鬼2枚目を温存するのはかなりアリだったりします。(そのほうが時間も残せます)
転生の陣展開ルートのコツ:妖神で墓地の逢魔を除外してから墓地シンクロしよう!
これだけ覚えておけば、割とどんな手札が来ても先攻展開はなんとかなります。転生の陣を使用する展開ではとにかく妖神を立ててつつ隠者を墓地に置くことからスタートです。
①輪廻の陣確定+墓地垂氷2破壊、相手ターンサッカー1ドロー ルート
必要カード:転生の陣+隠者orかなち+手札コスト1枚 計3枚(実質2枚)
スキル使用 隠者又はかなちを捨て、足りないほうをサーチ
→転生の陣で墓地の隠者、かなちを特殊
→手札にある方を召喚
→隠者から逢魔
→シンクロ妖神、輪廻の陣サーチ
→妖神効果で逢魔除外
→墓地妖刀で隠者除外、デスカイザー
→隠者効果で逢魔と妖刀特殊(転生の陣があるため、2体除外から特殊できる)
→デスカイザー妖神素材でリンク2
→スキル使用 炎神、好きなシンクロ(業神が鉄板)を除外
→逢魔効果で炎神と隠者特殊
→妖刀隠者でシンクロ刀神
→垂氷作ってからヴァンパイアサッカー
初手の星4が宮司、武士、武部、馬頭鬼のみだった場合はスキルサーチを隠者にします。輪廻の陣のサーチは入りませんが、それ以外は上記と同様に展開できます。
②1ドロー+墓地3破壊垂氷+麗神
必要カード:転生の陣+馬頭鬼+星4不知火(ここが隠者かかなちで輪廻の陣確定)
または
転生の陣+牛頭鬼+星4不知火(②の展開方法で輪廻の陣は確定しない為、③を参照)
スキル使用 不知火(馬頭鬼)捨てて隠者サーチ、初手隠者ならかなちサーチ
→①と同様にシンクロ妖神まで、かなち絡めば輪廻の陣サーチ
→妖神効果で逢魔除外
→墓地シンクロして逢魔妖刀、シンクロ2体でヴァンパイアサッカーまで
→スキル使用 炎神、業神(ここから若干変わります)
→逢魔効果で業神と隠者特殊
→妖刀隠者でシンクロ刀神
→馬頭鬼で逢魔蘇生、1ドロー
→戦神で業神除外、トークン生成
→垂氷作ってから麗神
※牛頭鬼の場合は牛頭鬼で馬頭鬼を落としましょう。
③転生の陣+牛頭鬼+隠者またはかなちのパターンで輪廻の陣をサーチする場合
1ドロー+垂氷2破壊+麗神+輪廻の陣
または
1ドロー+相手ターン1ドロー+墓地垂氷2破壊+隠者サッカー輪廻
スキル使用 隠者又はかなちを捨て、足りないほうをサーチ
→転生の陣から隠者、牛で馬頭鬼落とし、妖神、逢魔除外、墓地シンクロから逢魔妖刀、デスカイザー妖神素材でヴァンパイアサッカーまで
→スキル使用 炎神、業神を除外
→馬頭鬼でかなち蘇生、1ドロー
→かなち妖刀で刀神、輪廻の陣サーチ
→逢魔効果で業神と隠者
→垂氷作ってから麗神
(サッカー、隠者、墓地垂氷で止めても強いです。その場合は炎神を墓地に置くと相手ターンで1ドローが入ります。)
2、牛頭鬼を使用した展開ルート
次に、牛頭鬼をメインに使用した基本の展開ルートを紹介していきます。
こちらも初手に馬頭鬼、隠者、かなちが絡むことで強展開となります。
ベアトリーチェを経由したり、輪廻の陣を確定させたり、垂氷や麗神の破壊枚数を伸ばしたりと多彩な展開方法が可能です。
また、ヴェーラーを牛頭鬼にもらった際、不知火レベル4を引いていれば麗神1破壊までは展開可能ですので、ヴェーラー環境の際は絶対に採用したい初動札です。
強初動が見込めるカードですが、構築や環境によっては必須なわけでもないです。
牛頭鬼展開のコツ:牛頭鬼の墓地送りは、基本的に馬頭鬼か隠者落とし!手札から特殊召喚する効果は隠者か逢魔を出そう!
もちろん例外もありますが、これだけ覚えておけば大体無難な展開に行き着くはずです。
〇基本の強展開 初手牛頭鬼+隠者または馬頭鬼 の2枚
上記の2枚初動においては、下記の3種類の展開ルートがあります。
①垂氷3破壊1ドロー、相手ターン1ドロー
②輪廻の陣、垂氷2破壊(相手ターン1ドロー)
③1ドローベアト麗神2破壊
環境に合わせて上記より最適な展開ルートを選びましょう!
①垂氷3破壊1ドロー、相手ターン1ドロー パターン
牛頭鬼召喚し、墓地送り効果とスキルで墓地馬頭鬼、隠者、手札隠者の状態を作る
→墓地シンクロデスカイザー
→隠者効果で妖刀
→牛頭鬼と妖刀で刀神
→牛頭鬼効果で妖刀除外して手札から隠者、自身リリースで逢魔
→シンクロ2体素材でサッカー
→スキル使用で業神とデスカイザー除外
→逢魔効果で業神と妖刀
→馬頭鬼で逢魔蘇生
→逢魔と業神で戦神、効果で業神除外、トークン生成
→妖刀と戦神で炎神
→垂氷作ってサッカー
②輪廻の陣サーチ、垂氷2破壊(相手ターン1ドロー) パターン
牛頭鬼召喚し、墓地送り効果とスキルで墓地馬頭鬼、隠者、手札かなちの状態を作る
→馬頭鬼で隠者蘇生、自身リリース逢魔
→墓地シンクロデスカイザー、隠者効果で妖刀特殊
→戦神特殊
→牛頭鬼と戦神素材にサッカー、牛頭鬼効果でかなち特殊
※※※
→逢魔効果で妖刀と隠者特殊
→かなちと妖刀で刀神、輪廻の陣サーチ
→サッカーと隠者で垂氷
→スキル使用 炎神、業神
→垂氷と刀神でサッカー
※の部分でスキルを使用した場合は逢魔の特殊召喚先を炎神と妖刀にすることで、相手ターン垂氷からサッカーによる1ドローが見込めます。
スキルを最後に使用する場合はサッカーをスキルで戻せて隠者を再利用できるのが強みです。
③1ドローベアト麗神2破壊
牛頭鬼召喚し、墓地送り効果とスキルで墓地馬頭鬼、隠者、手札隠者の状態を作る
→墓地シンクロデスカイザー
→隠者効果で妖刀
→牛頭鬼と妖刀で刀神
→牛頭鬼効果で妖刀除外して手札から隠者、自身リリースで逢魔
→6シンクロ同士でベアトリーチェ(メインモンスターゾーンの真ん中に置きます)
→ベアト効果で馬頭鬼落とし
→逢魔効果で妖刀隠者特殊してサッカー
→馬頭鬼を2回使って逢魔と隠者を蘇生してサッカー1ドロー、妖神
→サッカーと妖神で麗神
☆ベアトの主な落とし先妨害として才華の陣、炎渦の胎動、タックルセイダー、小人、牛頭鬼など
〇初手牛頭鬼+かなち 輪廻の陣+1ドロー+麗神2破壊(麗輪廻のジレンマ)または墓地垂氷1破壊
牛頭鬼召喚、効果で馬頭鬼墓地、スキルで墓地かなち、手札隠者
→かなちと妖刀で墓地シンクロデスカイザー
→ヴァンパイアサッカー 牛頭鬼効果で手札の隠者特殊、自身リリース逢魔
→逢魔効果で妖刀かなち特殊、刀神特殊、輪廻の陣回収
→馬頭鬼で妖刀特殊で1ドロー、戦神特殊
→スキル使用後に麗神
※戦神を出さなければ墓地垂氷1破壊にもなります。
〇初手牛頭鬼+不知火☆4(武士、武部、宮司) 垂氷2破壊のみ 弱展開
牛頭鬼召喚、墓地送りとスキルで墓地手札ともに隠者を揃える
→墓地シンクロデスカイザー、隠者効果で妖刀、牛頭鬼と妖刀で刀神
→牛頭鬼効果で妖刀除外して手札から隠者、自身リリースで逢魔
→シンクロ2体でリンク2アンデ、スキル使用で炎神、業神除外
→逢魔で妖刀と業神特殊から妖神、妖神効果で業神除外してトークン生成
→垂氷特殊からリンク2アンデ
3、1枚初動展開
ここまで読んでいただいた方は不知火がめちゃくちゃ強い展開ができる、最大値が高いことを理解していただけたかと思います。
興味を持っていただきたくて先に強展開である転生の陣や牛頭鬼が絡んだ複雑な展開パターンを先に紹介させていただきました。
しかし、1枚初動の超基本展開もあやふやな人も多いと思います。
順序が逆ではありますが、1枚初動パターンを振り返っていきましょう。
1枚初動の際はスキルのサーチ先が隠者か武部の2択で操作量もそこまで多くはないので、130秒以上タイムを残すことを目標に回せると良いです!
(1枚初動の展開動画については割愛します。要望多ければ後日撮影します。)
〇隠者サーチの場合 →宮司、牛頭鬼、武部、武士のいずれか1枚しかないとき
隠者から逢魔
→墓地シンクロ隠者除外デスカイザー+妖刀で戦神
→戦神効果で不知火除外
→逢魔で除外2体特殊
→麗神
※一番簡単、一番弱い展開ルートになります。4種類どの初手でも共通です。
〇武部サーチの場合 →初手がかなち、隠者のいずれか1枚しかないとき
かなちのみの展開
(麗神1破壊+輪廻の陣)
スキルでかなち捨て武部、武部召喚、逢魔特殊
→墓地シンクロかなち除外デスカイザー
→逢魔でかなちと妖刀、刀神特殊、輪廻の陣サーチ
→3体で麗神(麗し輪廻のジレンマ)
隠者のみの展開
(墓地垂氷2破壊)
スキルで隠者捨て武部、武部召喚、逢魔特殊
→墓地シンクロ隠者除外デスカイザー、妖刀特殊
→戦神特殊、効果で妖刀除外
→戦神と武部でリンク2アンデ
→スキル使用炎神、業神
→逢魔で妖刀、業神特殊、妖神特殊
→妖神効果で業神除外、トークン生成
→垂氷特殊からリンク2アンデ
〇隠者、武部どちらサーチでもいける →初手馬頭鬼の場合
馬頭鬼捨て武部サーチの展開
(1ドロー+武部1枚交換+麗神2破壊または墓地垂氷1破壊と相手ターン1ドロー)
スキルで馬頭鬼捨て武部、武部召喚、逢魔特殊、妖神特殊
→墓地シンクロ武部除外デスカイザー、1枚交換
→サッカー特殊、馬頭鬼で逢魔特殊、1ドロー
※※※
→逢魔効果で武部妖刀特殊、刀神特殊
→スキルで炎神と好きなシンクロ除外
→麗神
※の時にスキルを使用し、逢魔で炎神と妖刀を持ってくれば、墓地垂氷1破壊で相手ターンサッカー1ドローのルートもできる
馬頭鬼捨て隠者サーチの展開
(1ドロー+墓地垂氷2破壊)
スキルで馬頭鬼捨て隠者、隠者召喚、逢魔特殊
→墓地シンクロ隠者除外デスカイザー、妖刀特殊
→戦神特殊、効果で妖刀除外
→戦神と逢魔でヴァンパイアサッカー
→馬頭鬼で逢魔蘇生、1ドロー
→スキルで炎神、業神
→逢魔で妖刀、業神特殊、妖神特殊
→妖神効果で業神除外、トークン生成
→垂氷特殊からリンク2アンデ
4、伝承の陣の解説
さて、使い方が比較的難しいとされている伝承の陣ですが、それもそのはず。ずば抜けたカードパワーはないのにアドリブが求められます。
しかしずば抜けた対応力はあるという魅力なカードです。不知火に慣れてきた後に採用してみると利便性がわかってくるかと思います。必須カードではありません。
以下にて伝承の陣の強みを解説していきます。
<展開保障>
どんな弱い手札でも展開を1段階あげることができます。
武部をサーチ→召喚後、伝承の第二効果で武部を除外し隠者を落とすことで、手札交換をしながら垂氷展開が保証されます。
星4+伝承の陣で必ず垂氷保障ですよ?隠者へのアクセスが増えると考えると普通に強いです。
また、手札が逢魔のみの場合でも同様に隠者落としから麗神まではいけますので、若干事故解決札としても機能します。
もちろん、武部絡み以外の強展開もありますが、そちらは後述します。
<縛りのない永続効果>
なんといっても魅力的なのが、転生の陣のように縛りがないことです。
手札コストもないので発動が慎重になることもないです。
同名ターン1制限もないため、2枚重なれば第一効果も第二効果も使用できます。
永続ですので、ターンが重なるほど強力です。
また転生の陣のカード名称になるので、隠者効果で2体特殊できるようになり、伝承の陣どちらの効果でも除外ゾーンを肥やせるので、隠者との相性が抜群です。
<後手捲り札としての側面>
後手捲りとしても優秀です。武部効果に無効系をあてられてしまうと展開が伸びにくいのですが、無効化された武部を除外して手札交換しながら隠者供給できます。
妖刀が除外されてしまっても伝承で墓地隠者除外から再度リソース回復を図れます。
墓地隠者除外が手数にもなりますし、武部の手札交換から牛頭鬼を落として再展開してもよいです。
<武士へのアクセス>
除去手段が破壊ばかりの不知火にとって、破壊耐性を持つテーマに対しては武士へのアクセス率が大きく勝率へ直結します。無理矢理ではありますが、墓地送り効果で武士を墓地に送った後、武士を除外して隠者から武士を引っ張る、という荒業での武士アクセスが可能です。
このような感じで、先攻展開、永続起動効果、後手捲り、武士へのアクセスと柔軟な動きが可能です。
ここからは伝承の陣の強初動を一点だけ紹介します。(ごめんなさい、力尽きました。また今度更新します…。)
伝承+牛+隠者以外の不知火(宮司、武士、武部、かなち)
1ドロー+3破壊墓地垂氷+相手ターン1ドロー
牛頭鬼召喚、馬頭鬼落とし、スキルで隠者サーチ
→墓地シンクロデスカイザー
→ヴァンパイアサッカー、牛頭鬼効果で隠者特殊、自身リリース逢魔
→伝承の陣発動、墓地除外の効果で隠者除外、妖刀と星4特殊
→刀神
→馬頭鬼で妖刀特殊、サッカー1ドロー、戦神特殊、効果で妖刀除外
→逢魔で妖刀隠者特殊
→隠者とサッカーで垂氷、スキル起動デスカイザー業神除外
→炎神特殊、炎神と垂氷でサッカー
※馬頭鬼落としをかなち落としにした場合は1破壊垂氷ですが、輪廻の陣をサーチできます。
以上で展開ルートの解説は終わります。
ここからはエクストラについてとモンスターの採用比率なんかについて書いていきます。
5、EX採用カードの見解
2024年10月現在ではエクストラデッキの枠は9枠となっております。
自由枠多そうに見えて意外とそんなことはないので、必須枠と採用候補カードを見ていきましょう。
必須枠の1枚。炎神で戻すことが多いので2枚目の採用は特に考えなくてよいです。先攻展開の中で才華の陣をこのカードで割ったりします。
必須枠の1枚。こちらも炎神で戻すことが多く、ほとんどの場合妖刀効果でしか特殊召喚しないので、2枚目の採用は特に考えなくてよいです。
アンデミラーではリンクモンスターを奪えるので重宝します。
一応スキルで除外した場合でも除外ゾーンから特殊召喚可能ですので、ミラーの先攻展開では積極的に除外ゾーンに置いておきたいです。
スキルで追加される内の1枚。LL対面において全体守備にする効果が強いので重要な役割を持っており、2枚目を採用していると勝率が上がります。ターン1の召喚制限があるものの、全体守備効果は同名ターン1がついていませんので、2体目の刀神を特殊召喚すればもう一度効果が使用できます。
とはいえ枠が厳しいためスキル追加での1枚に落ち着くことがほとんどです。
スキルで追加される内の1枚。炎神で戻せるため採用の必要はありません。
レベル上昇・コピー時代では細かい技があったものの、今は特に。
バトルフェイズに垂氷を経由して出すとヴェーラーをケアできるくらいでしょうか。
墓地の炎神を除外して最大6500打点を出せることは覚えておきましょう。
スキルで追加される内の1枚。除外ゾーンの炎神を再利用しまくるのが基本的な使い方ですが、たまに4+4+2のルートや8+2のルート、妖刀効果で2体目が欲しくなる時があります。
とはいえやはり枠的に厳しいのでスキル追加の1枚のみで落ち着く人がほとんどです。
スキルで追加される内の1枚。2枚目の採用は必要ありません。
しかしこのカードのポテンシャルは非常に高く、エンド時に相手の裏守備を攻撃表示にして戦神でゲームエンドまでもっていったり、月の書や皆既日食をもらってしまったモンスターに対し隠者から業神を出して無理やり動いたりすることもできます。
5+2で妖神を出したり、ワイトプリンセスを採用していれば妖刀とワイトプリンセス除外でこのカードを出したりもできます。目立たないせいで大半の人が忘れがちなカードだからこそ、不知火流の継承者を使用する上で一番プレイの差が出る超重要カードです。
必須枠のリンク。垂氷展開では2度使用するため、2枚が必須カードとなります。アドヴェンデットセイヴァーよりも優先度は高いです。不知火はパワーカードまみれですので、積極的にドローを狙っていきたいです。
自由枠。ヴァンパイアサッカーよりは優先度が低いですが、戦闘を行うことによってアドバンテージを1枚確保できるため、自由枠の中でも優先度は高めです。LL対面や閃刀姫対面で活躍させやすい。
具体的な使用方法として馬頭鬼や隠者を落としてアドバンテージを供給する他に、牛頭鬼を落して武士で追撃したり、隠者を除外して高打点を特殊召喚したりなどがあります。
必須枠。0章で散々触れたので割愛。抜いてもいいんじゃないかと考えたこともありましたが、弱初動がどうしようもなくなるので必要。
必須枠として1枚。通常は1枚採用だが、個人的には2枚採用を推奨したい。
理由としては
〇先攻展開で1枚使用した場合、3ターン目に効果無効の返し手がなくなってしまうため。ディンギルスや置物系モンスターに対して使用したいです。→ユニコーンでは単純にアドバンテージ消費が激しすぎる
〇ヴァレット側後手のロンギヌスに対し、耐久プランが取りやすくなる。先攻ロンギ構えはもちろん厳しいですが、2枚あることによってヴァレット対面で捲れた試合はかなりあります。
〇継戦能力の向上、2回目の逢魔の有効活用、炎神を墓地から特殊召喚して追撃
以上の理由から自由枠の中で優先度は非常に高めです。
必須枠。ネクロバレーやサモンブレイカーも割れる。麗神との相互リンクで1ドローが見込めるが、基本的には1伏せはがしたら勝ちの詰めデュエルで出すことが多いです。
矢印の向きが上向き一方通行のため、後続のアンデットリンクが作れないリスクがあります。そうならないためにリンク3もセットで採用する場合が多いのですが、そもそも逢魔や武部にアンデット縛りがあり、リンク3を作るのは意外と大変な上、なくてもプレイでどうにでもなる場合が多いのでリンク3は自由枠としています。
どうしても邪魔な場合は妖神でフェニックスを飛ばせば炎属性なので後ろには触れます。
基本的には馬頭鬼、牛頭鬼、才華の陣等を捨てながらキルを取りに行くカードだと思ってます。
自由枠です。ヒートライオと比較されることが多いですが、あちらは炎属性縛りがあるため、サッカーが闇属性、牛頭鬼や馬頭鬼が地属性と考えるとこちらを優先したいです。タキオン環境のヒートライオは強かった。
ユニコーンはなくてもどうにかなることが多かったのですが、ネクロバレーやサモンブレイカーなどの封殺系が流行ってしまったときはどうしてもフェニックスから入らなければならず、後続リンクが作れなくなってしまうため仕方なく採用することが多いです。
自由枠。通常構築での優先度は低めです。そもそも先攻でしか出さない、且つ出せるルートが限られているので、タキオン環境の際の小人のように墓地にカードを置かないと始まらない環境の際は重宝しますが、そうでないなら採用は見送りで問題ありません。
ただ個人的には胎動を採用したベアト不知火には高いポテンシャルを感じており、おゆう戯さん(許可取れ次第リンクを貼ります。) がベアト展開については詳しく展開ルートをまとめてくださっているので、気になる方は見てください。
そんなこんなで、自分の中ではいつもユニコーン、アドヴェンデットセイヴァー、垂氷2枚目が自由枠を取り合っている感じです。
6、構築時のモンスター配分についての見解
不知火を組む上で悩ましいのがデッキ枚数に対するモンスター比率です。
モンスターを引かなければゲームにはならないし、かといって引きすぎては後手で手数不足になります。
モンスター比率に関しては正解があるわけではありませんが、僕が不知火を回してきた中でおススメの配分を書いていきますので、参考にしていただければと思います。
前置きポイントとしてはデッキ枚数の半分程度を星4にしていれば先攻初動率として95%担保できます。
しかしスカルマイスターなどの手札誘発系は初動としてはかなり弱い上、手札誘発として使用する前提ですので、構築時点で初動カウントするのはあまりお勧めしません。
以降、初動札を「星4」と記載しますが、不知火や牛馬頭鬼、デスサムライなどのアンデット族を指していると考えてください。
☆シンプル構築の場合の初動(星4)採用枚数 ⇒ デッキ枚数の半分-1
シンプル構築とは、「転生の陣」「牛頭鬼」「不知火語」などの複数枚の組み合わせで動くことを前提にしているカード を採用していない場合です。
20枚の薄型に多いです。
20枚で初動9枚ですと93.2%程度ですが、問題は後攻です。
不知火モンスターや馬頭鬼は手札から自身を特殊召喚する効果を持っていないので、モンスターを引くほどそのまま腐って負けるパターンが発生しやすいです。
そのためシンプル構築では被りが発生しにくいよう若干少なめの初動で構成しましょう。
☆牛頭鬼採用構築の場合の星4採用枚数 ⇒デッキ枚数の半分
牛頭鬼を引いている場合、手札の不知火を特殊召喚できるため、後攻でもモンスター被り事故を解消できる場合があります。よって基本であるデッキ枚数の半分を初動として構成して問題ないです。
☆転生の陣採用構築の場合の星4採用枚数⇒デッキ枚数の半分+1枚
転生の陣を初動とする場合、モンスターを多めに引いていた方が展開がしやすく、アドバンテージが伸びる傾向にあるため、モンスターが被りやすいよう気持ちモンスター多めが好ましいです。
また隠者やかなちが展開に絡まないといけないので、全体のデッキ枚数は薄くした方が良いです。
☆伝承の陣採用型の場合の星4採用枚数⇒デッキ枚数の半分-1~+1
伝承の陣を採用する場合は武部や宮司初動となる場合が多く、1枚初動+伝承の陣で済むため、そこまでモンスターを増やす必要はありません。
また、逢魔+伝承も初動となります。
武部の手札入れ替え効果も使いやすいため、後攻でもモンスター被りを解消しやすいことからモンスターを増やした場合でも問題なく回すことができます。
☆不知火語り採用型の場合の星4採用枚数⇒上記を基準にしたうえで、アンデット族を+1枚以上。武士2枚であれば増やさなくてもOK
不知火語り自体の採用枚数にもよりますが、コストが重くなるのでアンデット誘発などを採用してカサマシするとよいです。逢魔は2枚採用構築を前提にしてます。
かなちサーチ用で語り1枚のみとかでしたらそこまでコスト面は気にしなくていいかと思います。
また武士を2枚採用することによって武士で武士を除外したり素引きの確率が上がりコスト面は解消しやすいので、語りを複数枚採用する場合は武士を2枚採用するとスロットの節約になります。
あれもこれも採用しててどれを基準にすればいいかわからない場合は、初動枚数が多い方を参考にしてください。
7、まとめ
いかがでしたでしょうか。
なるべく短くまとめて出そうとしたのに、結局ダラダラ書いてとても見づらい文献になってしまい申し訳ありません。
展開ルートについては間違いがないか何度も紙で回して確認したりと、予想以上に時間がかかってしまい本当に大変な作業でした。
実は今家にPCがないのでこれ書くのに空き時間を見つけては漫画喫茶に通い詰めて執筆に没頭…。おかげさまで完成までに2万円くらい吹き飛ぶことに・・・
もう二度とやりたくないですねー。
あとがきは本編に時間がかかりすぎたせいでまだ何も書けていないんですが、執筆を頑張ったご褒美・チップとしてご購入いただければめちゃくちゃ喜びます。11/4執筆で11/5に出す予定です。
リンクス以外のことを書こうと思います。なに書こうかな。
義父がクソ過ぎて離婚した話?
副業の話?
7、8年位前に法務教官務めてた頃の話?
クソみたいなことしか書かないと思うので購入する必要は全くありません
リンクスノートについては次回がある可能性は限りなく低いですが、それではまた。
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