兇人邸の殺人 読了
兇人邸の殺人を読み終わった。
裏井の過去、剛力の過去、
それぞれの過去とそれに囚われ、
雁字搦めになった者の人生。
もはや人ではなくなった者の描かなくても
分かりきっている滅びの運命。
隻腕がなぜ隻腕か、知ったときには驚いた。
まさか…と。
比留子と譲の連携プレー、流石だった。
途中、心がすれ違うことがあったとしても、
それでも諦めなかった者達。
あの人の言葉で目を醒まされたのか。
もう一方もまた別の人の言葉で。
またいつか、読みたい。
その時は第4作も発表されていることだろう。
そう、これで終わりじゃない、はず。
そんな匂わせ方をしていたから。