Vol.43 初代メタルギアを語る その1
ステルスアクションゲームの金字塔として、今なお世界的な人気を誇るメタルギアシリーズ。今回はその第1作である『(初代)メタルギア』についてお話させて頂きます。本作は1987年にコナミからMSX2(パソコン)用のゲームソフトとして発売されました。後にファミコン版やWindows版等の多数の移植版が作られており、筆者の私もPS2の「メタルギアソリッド3 サブシスタンス」のおまけ要素として収録された初代メタルギアをプレイしております。
ゲームシステム
主人公(プレイヤー)は敵地である軍事要塞に単身で乗り込み、メタルギアと呼ばれる新型軍事兵器の破壊工作を行う事がミッションとなっています。必要な武器や食料、道具については現地調達しなければならず、武器を手に入れるまでは素手での格闘が敵兵への攻撃手段となります。
また途中で要塞内の何処かに居る捕虜を救助したり、無線で仲間からのサポートを受けながらゲームを進めていきます。捕虜を助ける事で主人公のランクが上がり、これがゲームクリアに必要なアイテムを入手する為の条件に関わってきます。無線では必要なアイテムのアドバイスや、次に向かう場所等の指示を聴くことが出来ます。
敵兵や監視カメラに見つかってしまうと警戒態勢となり、攻撃が仕掛けられ、敵兵の増援部隊が次々と送り込まれてしまいます(画面内の敵を全て倒す、エリア移動を行う等で警戒態勢解除)。その為、敵に見つからずに移動を行い、なるべく戦闘を避ける事が重要になってきます。この隠れながらミッションを遂行するという要素はまさにメタルギアシリーズにおける醍醐味です。
本作では敵兵の視界は真正面のみで、動く向きのパターンも決まっている為、敵に見つからないようにする事は基本的にそこまで難しくは有りませんが、場合によっては敵兵や監視カメラの視界に入らないと移動できない事もあります。その場合は段ボール箱に身を隠す事で敵の目を欺きます。メタルギアシリーズでお馴染みのアイテムは実はこの初代メダルギアから既に実装されていたのです。
Vol.44に続く
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