Vol.3 セガラリー2006の思い出 おまけ
Vol.1とVol.2はセガラリー2006の全体的なお話でしたが、今回はピンポイントな思い出話をさせて頂きます。
本作の中で一番印象に残っているレースイベントはフォードフェスティバルです。フォード・フォーカスRS8ワンメイクのタイムアタックイベントで、ターマックのサーキットを1周するという物でした。本作の大体のアマチュアイベントはクリアしてましたが、このイベントは中々クリア出来ずにいました。フォーカスRS8はオーバーステア特性の車で、リアを滑らせないように細心の注意を払わなければならない車でした。タイム向上の一番のネックはコース序盤のヘアピンで、滑らせないようにしっかり減速して進入していましたが、タイムが伸び悩んでいました。
ある時から思い切ってスピードが乗った状態で弱アンダーを発生させながらコーナーに進入し、コーナー出口に向かって持ち前のオーバーステアで辻褄を合わせながらゼロカウンターで曲げるという走らせ方に変えてみました。するとこれまでとは比べ物にならない位のコーナリングスピードで曲がる事ができ、結果的にイベントをクリアする事が出来ました。この時、イベントをクリア出来た喜びは勿論、このヘアピンでのスライドコントロールに強い衝撃を受けました。減速操作を行わず、必要最小限の舵角操作(きっかけ作り)でアクセル全開にしながら車をスライドさせる。慣性ドリフトにしてゼロカウンタードリフトという究極の速いドリフトが出来たという悦びが非常に大きかったです。
この体験がきっかけで他のレースゲームでもゼロカウンターや慣性ドリフトが出来たら、と思うようになりました。あの気持ち良さは何物にも代えがたい物があります。
【余談】
フォーカスRS8はFF車のフォーカスにマスタングのエンジンと駆動系を積んだFR車です。それを知らなかった私は、やけに滑るFF車だと思って操作をしておりました(恥)。
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