ダメ占い師とは
他人からの支持を捨てた占い師である
私にとっていい占い師は様々である。
それこそ、占い師のいい悪いを占い師側が決めることすらおこがましい。
なぜなら、占い師の良し悪しを決めるのはどこまでも相談者であってしかるべきなのだ。
それは、占いの現在における役割が悩みを軽くすることに絞られているからである。
占いに行って、悩みを深めるのであればその時間とお金を捨てたことと変わらない。
もちろんそのような占い師はそもそもダメなのだが、その理由をきちんと追及したものは今まで皆無だろう。
その理由は冒頭で書いた通り、人から支持を受けることを放棄しているからである。
占いというものはどこまで行っても受け手、鑑定を受け取る人間がいることを忘れた瞬間、占い師は師業でなくなるのである。
なぜ試験も資格もない占い師が医師や教師のように「師」を戴いているのか考えたことがあるだろうか。
それは人を導く存在だからである。
つまり、人を導くことができないのであればどれだけ儲けていようが占い師で無いということだ。
信用と信頼
この似て非なる言葉を正確に理解しているだろうか?
信用は、条件付きで信じること。
信頼は、何があっても信じることだ。
これは恋愛の好悪に似ているだろう。
恋は、下心。
愛は、真心。
こう歌ったフォーク歌手がいるのはご存じだろうか。
恋しているうちは〇〇だから好きという長所を見て惚れている状態だ。
愛していると○○だけど好きという欠点を上回る好意を抱いている状態になる。
占い師は信頼されるべきだし、愛される必要がある。
それはそうだろう。
親兄弟、友人にすら話せない悩みを初対面で話してもらうだけの信頼を一瞬で手に入れる必要があるのだ。
そんな信頼、日ごろから培っていなくてどうやって咄嗟の時に出すというのかね?
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