買う側から、売る側に

かつて、会社はなんのためにあるのか問われた時にある人はこういった。

社会貢献だと。

私はその言葉に違和感しか覚えなかった。

わざわざ会社を経営している人間が社会貢献という言葉を口にしたからだ。

もし、社会貢献をしたいだけならNPOを立ち上げればいい。

まして、その人は他に従業員を雇うことなく、法人化してはいたものの、実質は個人事業主だったからなおのことである。

占い師は事業主だが、その時に考えるのは第一に利益の追求を考えたのだ。

お金を得られるのは結果でしかない。それは認めよう。

だが、冷静に考えて欲しいのは、組織を構築して利益を生むことは立派な社会貢献なのだ。

その理由は金銭の流通に関係がある。

あなたが1人の従業員を雇ったとしよう。

その人には家族がいて、生活が有る。

あなたが1人の人間を雇うことで、そこから先の人間にお金を流すことになるのだ。

占い師のできることは、雇用ではないかもしれない。

しかし、もし相談者に生きる活力を与えて稼ぎを増やし流通を起こせばそれは人を雇うこととなんら変わらない。

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