in the changing seasons
朝露にぬれた草が醸す清涼な空気感。季節のうつろいはゆるやかに、確かに進んでいます。先日、金沢の好日用品店さんへブローチの納品へ行ってきました。夏の余韻と秋の気配、しずかな行間をながめながら、ゆっくりとページをめくるような時間の店内。やり残した夏のことを振りかえりつつ、今とこれからを楽しむヒントに、前向きな気持ちをいただきました。ちいさな秋を探しに、木陰をぬける涼風でひと休みしながら、お出かけするのにもいい季節です。
9月に入って朝の散歩を再開し、公園で靴を脱いで芝生を歩いたときに、足裏がけっこうぬれてびっくり。ちょうどよい刺激で、ひんやりと冷たく気持ちがいい。とはいえ、ちょっと歩けば汗だくになって、日中となるとまだまだ厳しい残暑です。
その散歩中、大きな木の下にまるい緑のかたまりを発見。手に取るとふわっと軽く、まんなかにくぼみもあったので、鳥の巣に間違いない。細い枝や樹皮、コケや草に糸くずなどで器用に、繊細に作られています。先日の台風で落ちたのだろうか。まわりには卵などもなく、木の上にも家主の気配はなし。もう巣立ったあとなのだろうか。無事を祈るばかりです。(あとの写真はその鳥の巣です)
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