「衣食住」の「住」が、実は一番難しい課題かもしれない…。
今週の月曜日に、回転ずしのお寿司で食中毒に当たってから、改めて「衣食住」について考えるようになった。
自分で暮らしを整える生活を目指し、「衣」である服を手作りしようと試みた話、食の安全の大切さが身に染みて分かった話をここまで書いてきた。
今日は、残りの「住」について考えてみようと思う。
私は性格的になのか、頭の構造上の問題なのか、いわゆる「地図が読めない女」なので、視覚から空間認知をすることが苦手である。そのため、インテリアや部屋のデザイン、また収納術はあまり得意なほうではない…。
こんな私の場合、内装から発想を広げて考えるのは難しそうなので、今日は「自分にとって健康的な住まいとは?」という観点で考えてみようと思う。
仕事の都合上、今は東京都心近郊に住まなければならないため、今一番の課題は騒音である。都心はいつもどこか工事中だし、所狭しと国道や高速道路が入り組んでいるので、車の騒音もかなり酷い。タイヤの粉塵でベランダが汚れるため、洗濯物を外に干すこともしたくない…という、「本当にそれ住めるの?」というような住環境である。
それでも都心に住んでいる理由は、やはり仕事があること、インフラが整っていること、何でも揃う利便性、江戸文化に触れられる街があることなど、いろいろ利点があるからなんだけど、やっぱり住まいは大事なのだ…。
ちょうど食中毒に当たってしまった月曜日の午後、私は美容院にいた。タブレットに並ぶ様々な雑誌の中から、たまたま目に止まったのが、自分の庭でハーブを育てながら暮らす女性たちの生活を特集した物だった。
中には「相当貯金があるな、これは…。」と予想できる暮らしぶりをしている人もいたので、お給料がかなり影響してくる選択肢だと思ったけど、でも人里離れて、静かな庭で自分が食べる量ほどの野菜を育て、ハーブを風邪薬やスキンケアに活用して生きる生活は、心の充足度が高いんじゃないかなと思った。
住まいの理想は人それぞれだと思う。テレビのCMで見るような大企業のモデルハウスに住みたい人もいれば、タワーマンションの上層階に住みたい人もいれば、私みたいに都会よりも静かな所でひっそりと暮らしたい人もいると思う。
都心の住環境をもっと良くするには、まず街の環境を変えないといけないので、まあ…ちょっと無理なのではないかと内心思う。どんなに外装や内装をおしゃれにしたって、そこかしこで工事が行われていたり、車通りが多い道路が縦横無尽に走っているのでは、いくらお金があっても公害から逃げることは難しい。
だからといって、健康的な生活を追い求めて、今すぐ静かな場所に移ってしまうと、今度は仕事ができなくなるし、病院なども一から探し直さなくてはならないので、それはそれでかなりハードルが高い…。
うーん…。「衣」と「食」について記事を書いた時も課題は見えたけど、「住」がもしかしたら一番課題が多いのかもしれない…。
長くなってきたので、今日はここまで!