飛び地の整理

いかに飛び地を少なくするか。

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いかに飛び地を少なくするか。

最近の記事

凡事徹底が隙を無くす

中日新聞朝刊のコラムを読んで思い出したのが、ブロークンウィンドウ論です。 ユダヤ人はこのベンチを使うなという掲示がある日登場したという。よそにすわればいいと受け流していると、このプールに入るな、ドイツ人とは遊ぶななどと続いた。小さなことのように思えたが、気付けば、だれかを排除してもいいという考えが広がっていた。「無関心でいると、ある日またアウシュビッツが空から落ちてくる」と締めくくった。「歴史的なうそに無関心でいないでほしい」とも。現代の空気に似たものを感じているのではない

    • 中間組織を担う子どもの減少

      少子化については様々なことが言われていますが、それだけ単純なことでは無いでしょう。その一つの要因として、”ペイしない”、もっと言えば”コスパが悪い”という意識が、無意識を含めて多いのでは無いでしょうか。 家業の維持者、かつ継承者として不可欠の存在とされてきた「子ども」は、伝統的社会では自明であったその存在意義を喪失する。 その前提として、家業が衰退し、家族としてイエとして守り抜くべきカタチが無くなってきているということもあるのだと思います。そもそも一般的な企業人では、課長

      • つながりを求めること

        資本というとカネをイメージしてしまいますが、それはいわゆる経済資本。今、社会関係資本が重要だと言われています。 人的資本が個人に、文化資本が家庭や学校に埋め込まれているときに、社会関係資本は、友人や知人などの社会関係に埋め込まれていて、社会関係をつうじて得られる資源である。 こんなことを書いているのは、”教養主義の没落”です。 大事なことは、「何を知っているか」ではなくて、「誰を知っているか」であるといわれることに含意されている資本である。 確かにこう思う瞬間ってあり

        • 絶対的な差別化が難しい

          長らくAndroidを使っていますが、数年前にiPad miniを購入し、先月にはiPadを追加購入しました。この2つのシステムを購入・維持するにはまったく別のコストが掛かるので、できることなら一本化したいところです。 ところがホントに細かいところで、これはAndroidの方が良く、あっちはiPadの方が良い、という状況があって、だからコスト的デメリットを超越して購入にいたってしまうわけです。 逆に言えば、一つのシステムで様々な人が思う100%を満たすことは出来ないわけで

          ピーナッツは北から南まで

          "Qナッツ"と言われるピーナッツを食べたら、美味しい!と思いました。 リンクピーナッツで有名なのは千葉県ですが、より美味しいものをと開発されたもので、Pナッツを越えるものとしてQナッツと命名されたわけです。 ピーナッツは海外物が主流になっているとのことですが、国内で言えば千葉と茨城が圧倒しています。そんな中、北海道も新しいブランドを立ち上げています。 ピーナッツは連作障害が発生しやすいのですが、広大な土地がある北海道ならば、それを防ぎやすいという発想から取り組んだのが、

          ピーナッツは北から南まで

          固執するチカラ

          興味があることを見つけ、その一点に資源を投入すること。その集中投下こそが差別化を生み、”すごい”と言われる源泉だと思います。多くの人は、その”興味”を見つけることが出来ず、投資先が分散され、結果として”その道のプロ”にたどり着けないのでは無いでしょうか。 ビジネス界では確固たる地位を築いている永守氏のこの著書では、最初に「一流、一番をめざすから、人はついてくる」を持ってきています。この固執ぶりはすごいです。何でも一番になることに固執しています。 こうした姿勢は頭でっかちに

          固執するチカラ

          木曽三川の治水事業

          木曽川、長良川、揖斐川の3河川を総称して木曽三川と言いますが、これらの流域には、日本最大の国営公園となっています。 岐阜県海津市にある木曽三川公園センターを訪れると、西側に養老山地が迫ってくる場所ながら、揖斐川と長良川を分流させた千本松原が一本道になっているので気持ちよいと思うことでしょう。 今でこそ木曽三川はスッキリ分流していますが、1900年以前の地図を見ると、何が何だかよく分かりません。 徳川の威光により尾張側よりも美濃側は1mも低い状況にさせられていたことから、

          木曽三川の治水事業

          暴れん坊の影響は浜名湖まで

          先日、佐鳴湖から浜名湖をかすめてジョギングしてみたのですが、ちょうどその辺りをブラタモリが特集していました。 絶好の養殖場となった浜名湖の奇跡的な条件を探る▽船で体感!ウナギの稚魚が集まる「汽水湖」浜名湖の秘密▽養殖に適した井戸水が湧くのは20kmも離れた天竜川のおかげ!? だいぶ東で太平洋に注いでいる天竜川が浜名湖まで影響を与えている、というのは驚きです。ほぼ真南に直進している天竜川は、かなり浸食力も強く、それが故に河口での砂礫堆積も多いのでしょうが、まさか浜名湖までと

          暴れん坊の影響は浜名湖まで

          看板文字を書けるようになりたい

          とっても字がへたくそなんですが、看板に文字を書けるようになりたいと思いました。とっても思いつきで、いつまでそう思うのか自分でも分かりませんが、描けるようになったら世界観が変わりそうです。 そんな中、見つけたのがこちらの記事。丸ゴシックをこんなにキレイに書けるのですね。でもここで紹介されている基本の”ナール”については、電子化されていないので真似するのが難しいですね。 どうやって練習すれば良いのか、素人には非常に難しいですが、こういう練習帳があるのでしょうか。 #読書 #

          看板文字を書けるようになりたい

          家を建てる~玄関ポーチ

          どのような玄関にするにしろ、”玄関ポーチ”は必要だと思います。ポーチという屋根が無いと、雨が降っている中でクルマの乗り降りする場合のように、傘を振り回さなければならなくなります。 土地を有効利用したい場合は、玄関ポーチが建物の中に入いるような形式が効率が良く、土地が広い場合は家からはみ出るように屋根を張り出せば良いかと。 実は玄関ほど、他人の視線を集める場所は無いと思います。道路に迫ったリビングも目立ちますが、ドアを開ければ無防備に内部をさらすことになるのですから。となる

          家を建てる~玄関ポーチ

          軒と縁側

          最近立てられている家というのは軒が浅いですね。一つには、軒を深くするほどの土地が無いということがありそうです。敷地ギリギリまで家を建てるのであれば、軒を深くする余裕が無いということです。 もう一つは、防水機能が向上したことで屋根がフラット化し、そのデザイン性の結果から軒が短くなっているとも考えられます。 その反動か、バルコニーを思いっきり深くした家を見かけることもあります。この場合、肝心な1階にはまったく軒が無いケースばかりです。 軒が浅い場合に問題となるのは、直射日光

          持ち家を買いたいと思ったら

          家を買いたいな、と思ったら読んでおくと良いと思います。 あなたが家を買いたいと思ったのが、本心からなのか、周りに影響されたものなのか、はたまた買わざるを得ないのか。理由がどんなことであれ、この日本においてマイホームを購入することが、どのように政策的に推し進められているのかを理解することは、リスク対策として有効だからです。 よく、持ち家派と賃貸派を天秤に掛けたネット記事を見かけますが、表面的では無く、奥深いところで理解しようと思ったら、この本を読むべきです。 日本の福祉国

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          その職業は? 語彙を広げる

          倉庫群を走り抜けていたら、高所作業車に乗った方が倉庫側面に会社名を書いていました。もしかして手書き? 習字もろくに出来ない身としては、手書きで文字を書くなんて発想すらしないのですが、世の中にはいろんなプロがいる者です。ところで、その職業を何というのでしょうか?すぐには思いつきません。あれこれ調べてたどり着いたのがこの記事。 ここに出てくる動画はすごいです。ホントに下書き無しでフリーハンドで書いてしまうのですね。下書き無しで書く最大の理由が”コスト”というのも面白いです。

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          くじ引き民主主義

          2020年1月12日の日経新聞に”プラトンに挑む「民主主義3.0」”という記事がありました。プロの政治家に任せてもろくな結果に行き着かない現状を憂い、考え尽くした結果、くじ引きで当たった人が考えることになるのだと。 これって日本で言えば、裁判員制度と同じだと思います。一般市民の視点をいかに取り入れていくのか、世界が試行錯誤しているのだと思います。 この様なことが必要になってきたのは、”人々の幼児化という深刻な事態が進んでいた”ためだとしています。この記事では、トランプ大統

          くじ引き民主主義

          開放的になってきたエコシステム

          最近、よく“エコシステム”って聞く気がします。特に起業を行うにあたって、どのようなエコシステムを作っていくか、みたいな言い方が使われているように思います。 “立花隆の「宇宙教室」”に“生態学的ものの見方”という項目があって、ざっとまとめれば、ありとあらゆるものが関係しあって全体を構成している、ってところでしょうか。 この本の中で“自動車一台を作るために、どれだけ多くの産業が関連しているか”と書かれているように、古来から、産業は生態系を作ってきたわけです。ケーレツというのは

          開放的になってきたエコシステム

          【Evernote】 あのノートを探し出す工夫

          世の中って情報であふれていますよね。その情報をうまく整理して提案してくれるのがGoogleなどの検索エンジンなわけです。新聞や本は、編集という手間をかけて情報を整理してくれています。これらで見聞きした情報を手の届く範囲に置いておきたいと思う私が活用しているのがEvernoteです。 Onenoteなど、他のアプリでも良いと思いますが、Evernoteが優れていると思うのは、chromeでWeb検索している場合でも、自分専用Evernoteから関係ありそうなファイルを表示して

          【Evernote】 あのノートを探し出す工夫