完成した知識は、次の知識への断片である
情報カードというものを使っている。
こういうやつだ。
まず書くのは、知識や考えの断片だ。
自分なりの知識や論を作り上げるときには、ノートを使う。
いきなりノートを書く気分のときもあれば、カードの断片について「そうか、こういうことかもしれない」と思いついてノートを開くこともある。
ノートで作り上げた自分なりの知識は、また情報カードに書く。
カードもノートも、忘れないうちに書いておきたいので、殴り書きだ。
自分さえ読めれば、なんとかなる。
フローを整理すると、
カードで断片を書く→ノートで論をつくる→論(完成品)をカードに書く
である。
ところが、そこ(完成)で話は終わらない。
生きている限り、まなび続ける限り、知識は再構成され続ける。
カードたちを眺めたりしているうちに、カード同士が絡み合う。
完成品Aと完成品Bは、次のCへの断片なのである。