欲望が招く悲劇を描いた映画の感想「バーン・アフター・リーディング」
【ジャンル】
ドラマ(群像劇)
【あらすじ】
CIAの分析官をクビになった男とその妻(医師で不倫中)。その不倫相手とその妻。全身整形を希望するジムの中年女性(恋愛相手募集中)とその同僚と上司。
ある日、機密情報らしきデータが入ったCDがジムの更衣室で拾われ……
【感想】
性格に問題のある人。外見にコンプレックスを持った人。ここに出てくる人は、大体普通の人だと思う。しかし、タイミングとちょっとしたキッカケで、悲劇をもたらす事があると警告しているようだ。
コーエン兄弟。最近見た「ファーゴ」の監督さんだ。突発的に人が死ぬ表現が多い。結果は悲劇だが、設定は滑稽で喜劇だ。世の中に起きている事件も、こんな風に人間の感情の高まりで起きている気がした。
皮肉だなー、思ったこと。ジムのトレーナーなのに、脂肪吸引の整形を受けようとすること。なんか情けない。だけど、批判出来る自分でもないかもしれない。それと、この人は外見にこだわり続けている限り幸せにはなれないなー、と第三者的には気付くが、果たして自分はどうなのか??とブーメランが返ってきそうだ。
ブラピとジョージ・クルーニー。「オーシャンズ」シーリーズなどで、カッコいい二人なのに、表情だけでダサくなってしまう。演技と服装。それだけで人の見え方が変わってしまう。少し怖いことだ。
映画の最後に「この事件から得られる教訓は?」という質問があった。真っ当な人生を生きようと思う。それと、思い込みに囚われないように注意したい。
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