20020402 メモリ
英語を日常に使っている人にとってメモリ$${^{*1}}$$とかマウス$${^{*2}}$$とかクリック$${^{*3}}$$というパソコン用の言葉に違和感を持たないのだろうか。日本語であれば学術用語や公文書などでは格調高さを示すために「大和言葉$${^{*4}}$$」を使わずに「漢語」を使おうとする。
日本語において公文書や技術文書、説明書などでは「思い出」ではなく漢語で「記憶」と普通は表記する。一方、memoryの意味は「思い出」でもあり、「記憶」でもあり、「記憶装置」でもある。日本語ではコンピュータ用の記憶装置を表すのに「メモリ」という外来語をわざわざ作って表記しているのに対して、英語では「思い出」という意味もある「memory」を記憶装置の名称として使っている。
英語でも文字数の多いフランス語系の言葉の方が古くからある英語よりも格調高いという意識があるかもしれない。
それにしても英語を母国語としてしている人にとって「思い出」「鼠」「カチッ」という言葉は、使っていて妙な感じにならないのだろうか。
*1 ASCII24 - アスキー デジタル用語辞典 -メモリ
*2 ASCII24 - アスキー デジタル用語辞典 - マウス
*3 ASCII24 - アスキー デジタル用語辞典 - クリック
*4 19990817 数詞の規則性
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