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20030627 葛藤

 「かっとう」という言葉を初めて聞いた時、その音から、頭の中で何かが争うような感じがして勝手に「勝(かつ)」「闘(とう)」と言う漢字を思い浮かべていた。後に「葛藤」と書くと知って、なぜ後藤の「藤」が使われるのかが不思議だった。「葛」は何とも思わなかった。「葛」の方は元々どういった意味なのか分からなかったし、それを使った言葉も知らなかったからである。

 ふと、「かっとう」はどうして「葛藤」と書くのかが知りたくなった。「葛」や「藤」が絡まっている様子から出来た言葉$${^{*1}}$$だった。

 「蹂躙$${^{*2}}$$」「軋轢$${^{*3}}$$」「殲滅$${^{*4}}$$」「魑魅魍魎$${^{*5}}$$」の様に同じ意味の漢字を重ねて出来た熟語$${^{*6}}$$であった。

*1 かっとう 0 【▼葛▼藤】 - goo 辞書
*2 じゅうりん じう― 0 【▼蹂▼躙】 - goo 辞書
*3 あつれき 0 【▼軋▼轢】 - goo 辞書
*4 せんめつ 0 【▼殲滅】 - goo 辞書
*5 ちみもうりょう ―まうりやう 1 【▼魑魅▼魍▼魎】 - goo 辞書
*6 奈良女子大学文学部附属中等教育学校_国語科 現代文読解のための漢熟語

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