見出し画像

20060407亀の冬眠明け(4)

 亀の水槽を覗いてみると数匹の亀が甲羅干しをしていた。今日はかなり暖かいのからだろう。もう冬ごもりから目覚めさせても良い頃だ。去年、例年通りに水槽に水苔を入れて冬眠の準備$${^{*1}}$$をした。いわゆる亀の冬眠のための寝床である。今日、これを水槽から取り出してやった。

 水槽には七匹の亀がいる。全員元気である。今年も冬眠に成功した。去年の冬眠明けは四月十五日$${^{*2}}$$、一昨年は四月十日$${^{*3}}$$、一昨々年は四月二十三日$${^{*4}}$$だった。少しずつ早くなっている。冬眠開始が少しずつ遅くなっている$${^{*1}}$$ので、冬眠の期間が短くなっている。家の亀の場合、私が勝手に「今日から冬眠」「今日から冬眠明け」と言っているだけである。亀たちにとって冬眠の期間が長くなっているのかどうかは判らない。気温で冬眠に入るかどうかが決まるはずなので、年間の平均気温が上昇すれば冬眠の期間も当然短くなる。

 冬眠中は一切餌を食べていないので空きっ腹のはずである。今日は結構暖かいので亀たちは活発に動いている。腹が空いていてしかも活発に動ける状態であれば、私に餌をくれ$${^{*5}}$$と集まってくるはずである。ところがそっぽを向いている。そっぽを向くどころか水槽に顔を近づけると逃げ出す奴もいる。

 やはり冬眠中に記憶が消去されている$${^{*6}}$$のだ。

*1 20051123 亀の冬支度(4)
*2 20050415 亀の冬眠明け(3)
*3 20040410 亀の冬眠明け(2)
*4 20030423 亀の冬眠明け
*5 20050613 亀の蛭
*6 20050526 亀の記憶

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?