20010824 √2の彼方
以前、円周率の精密な計算$${^{*1}}$$は試みられているが、$${\sqrt{2}}$$などの何となく判ったような数はそれ程詳しく計算されていないだろうと書いた。$${\sqrt{2}}$$が何故何となく判った数かというと$${x^2=2}$$の解(答え)の一つだからである。円周率$${π}$$は有理数を係数とする代数方程式の解として表すことができない。この辺りが$${\sqrt{2}}$$も$${π}$$もどちらも無理数ではあるが、精密な計算がなされる境目になっているのであろう。
そうしたら$${\sqrt{2}}$$を小数点以下1374億3895万3444桁計算$${^{*2}}$$した人がいた。 円周率の計算で世界記録を持っている東京大学の金田研究室$${^{*3}}$$であった。成る程なと思う反面、世界にはもっと奇特な人はいないのか、と思ってしまった。
円周率を語呂合わせで1000桁まで覚える方法$${^{*4}}$$があるが、$${\sqrt{2}}$$を1000桁まで覚える方法は誰も考えないだろう。
*1 20000108 πの彼方
*2 Number of known digits
*3 Kanada Lab Homepage japanese version
*4 1000桁のπの覚え方 作者:村松芳子