20010810 金の延べ板
ある機会に恵まれて本物の金の延べ板$${^{*1}}$$に自分の手で直接触ることが出来た。前にも書いたが金は見た目よりかなり重い$${^{*2}}$$。大きさは手の平にすっぽり隠れてしまう大きさなのだが、この大きさで1kgもあるのかと何度でも持ち直して考えてしまった。
色も本当の金色というのはこういう色かと思った。色は地金の表面の状態で見え方は変化するので一概にこれこそが金の色だとは言えないが、メッキやペンキ色とはやっぱり違うなぁと思ってしまう。ある程度厚い金メッキの場合は金塊の色との区別は出来ないはずだが、鉄や銅にメッキをしてある$${^{*3}}$$と全体は軽いので色も何となく違って見えてくるかも知れない。
この金の延べ板$${^{*1}}$$の製造はEngelhard$${^{*4}}$$という会社が製造した物である。日本には三菱マテリアル$${^{*5}}$$、田中貴金属工業$${^{*6}}$$、石福金属$${^{*7}}$$、徳力本店$${^{*8}}$$などが製造している。世界ではこれらの会社$${^{*9}}$$が作っている。
取引に使われる延べ板はどれも純度99.99%以上$${^{*10}}$$なので、どこの製造業者の金でも品質には違いがなく、地金に刻印してある文字や商標だけが違うだけである。とは言っても、どうせ触るなら自分が知っている製造業者の金がいい、と思ってしまうのは何故だろうか。
*1 gold.jpg
*2 20001018 金の総量
*3 Q:オリンピックの金メダルにはどれくらいの金が使われているのですか?
*4 Engelhard Corporation Home
*5 純金積立なら三菱マテリアル GOLDPARK(ゴールドパーク) 三菱の金
*6 田中貴金属の純金積立
*7 貴金属地金のことなら、石福金属興業株式会社
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*9 貴金属受渡供用品
*10 取引要領
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