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20030110 色調整

 家にあるテレビジョン受像器$${^{*1}}$$が映し出している色は、その映像の制作者が意図した本来の色なのかどうか気になる。特に最近DVD$${^{*2}}$$をよく見るので、気になりだした。気になると何とかしたくなってくる。諦めようとすれば諦められるのだが、それには結構時間がかかるのでつい行動してしまう。

 自分好みの色というか色調というのがある。例えばソニーのブラウン管$${^{*3}}$$の色がいいとか日立のキドカラー$${^{*4}}$$の発色が好みだとかはあるが、本来の色かどうかは別問題である。

 本来の色かどうかは基準の画像を映し出してそれがちゃんとした色で映っているかどうかを見ればよい。ブラウン管に映し出された色がちゃんとした色かどうかは何か基準になる物と比較しなければならない。

 基準の画像が記録されているDVDやビデオをを単に再生しても、現在映っている基準画像が正しく見えているかどうかわからない。一体どうやってブラウン管を調整すればいいのだろうか。とにかく基準画像入りのDVDを入手して説明書通りに操作すれば上手く調整が完了するだろうと考えて、そんなDVDを探した。

 最初に見つけたの「DVDビデオ用テストディスクSONY HLX-N1$${^{*5}}$$」であった。説明には「DVDプレーヤーの設計・製造・サービスにおける一般動作、及び再生特性確認を目的にデザインされました」とある。これさえあれば色調整は完璧、と思ってしまう。しかし値段が12,000円と想像を遙かに超えている。これでは購入を躊躇せねばなるまい。

 次に見つけたのは「Video Essentials$${^{*6}}$$」である。包装の箱を見ただけで「これがそれだ」と言いたくなる。通販$${^{*7}}$$で手に入れようとしたが、品切れ中だった。

 もう一つ見つけた。これ$${^{*8}}$$を買った。画像調整だけでなく家庭内用視聴覚システム$${^{*9}}$$構築も含まれている。最初の方で、スピーカーコードの付け方など恐ろしいくらい初歩的な解説が出てきた。何じゃこれは、と思ったが、見ていくうちにどんどん玄人志向$${^{*10}}$$になって、巻末にはわけの分からぬテストパターン$${^{*11}}$$が沢山入っていたので安心した。といっても巻末のテストパターンを私は使わないだろう。

 画像の色合わせは同梱されていた赤青緑のそれぞれのフィルムを使って行うようになっていた。フィルムを通して決められた基準画像を眺めて、説明の通りに見えるようにすると色が合ったということになる、らしい。「らしい」というのは全編が英語での解説なので、少し自信がないのである。

 なんとか調整してみた。我流で調整した時よりも色は自然になっているような気がする。

*1 20020507 テレビを買った
*2 20020610 DVD
*3 コンピューターディスプレイ総合カタログ
*4 ネオンの歴史(1984年)
*5 エドモンドのホームページ 製品情報
*6 Video Essentials, Joe Kane's Audio/Video Calibration Disc
*7 Amazon.co.jp: Amazon.co.jp and you're done.
*8 Ovation Software: Avia
*9 ホームシアターWEB
*10 玄人志向 [KUROUTO SHIKOU]
*11 Test Pattern Collection

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