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20060307 SHOE GOO

 靴屋で靴磨き$${^{*1}}$$や修理$${^{*2}}$$用品を見ていたら、面白い物があった。すり減ったかかとを簡単に修復する補修剤である。直截(ちょくせつ)$${^{*3}}$$で名前がいい。「SHOE GOO$${^{*4}}$$」という。以前にゴム系の布用接着剤を買った$${^{*5}}$$ことがあった。布を糸で縫わずに接着剤でくっつけるという発想が面白くてこの布用接着剤を衝動的に買ってしまったが、今回のSHOE GOO$${^{*6}}$$も殆ど衝動的であった。

 かかとのすり減った部分に水飴状のゴムを塗って固めるというのは当たり前の修理方法なのだが、今まで私は、固体のゴムをすり減った部分に貼り付ける$${^{*7}}$$と言う方法しか頭になかった。自分にとって新鮮な発想による商品だったので布用接着剤と同様に思わず購入したのであった。

 使い方は簡単$${^{*8}}$$、と書いてある。汚れを取って補修剤の接着性を高めるため接着面にやすりをかける。後は補修剤を塗って付属のへらで形を整える。かかとの後ろ部分に紙で枠を作れば後ろにはみ出さずに綺麗に塗れる。そして放置して固まるのを待てば出来上がりである。

 7~8mmすり減った靴があるのでそれで試してみた。説明書$${^{*9}}$$通りに簡単にできた。数時間後には表面が完全に固化する。二日以上放置した後、枠にした紙を剥がしてみると、中がまだ固まっていない。分厚く塗りすぎたので中まで固まらなかったようだ。表面が早く固まってしまうのでゴムを液状にしている溶剤が中から抜けにくくなってしまうのだろう。チューブの中の接着剤がいつまでも固まらないのと同じである。

 やり直した。かかとが元の厚さになるまで二回に分けて塗った。分けて塗るとかかとの後ろの部分が見苦しくなるので最後に後ろに直接薄く塗って紙で押さえて固めた。こうすれば少しは見栄えが良くなる。こんな感じの出来上がり$${^{*10}}$$である。衝動買いが役に立った。

*1 キィウイ(KIWI):日本サラ・リー株式会社
*2 ミスター・ミニット | くつ修理サービス
*3 20031005 直截
*4 Shoe Goo Homepage
*5 20011129 タッチボンド(2)
*6 shoe goo
*7 靴修理.COM
*8 シューグー簡単使い方 - Shoe Goo
*9 シューグー使用方法
*10 shoe_goo.jpg

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