19991216 二進数
小学生の頃、高学年の算数で「二進法$${^{*1}}$$」を習った。ある十進法表記の数を二進数に変換するとどうなるか、とか、その逆の計算を教えられた。例えば「17」を二進数にすると「10001」と表記される。読み方も「いちまんいち」ではなく「いちぜろぜろぜろいち」と読むと知ったときは何かかっこいいと思った。
最近知ったのはこの「二進法」学習は「来るべきコンピュータ時代」に備えるため文部省$${^{*2}}$$が学習指導要領に組み込んだらしいのだ。コンピュータ→「0」「1」→「二進法」という延髄思考に近い短絡さが時代を感じさせる。しかも小学生でこんなことをやらせていたわけである。「二進数」といっしょに算盤も学校で教えていたのだから今思えば、面白い状況だった。
今、この文を読んでいる方は全てコンピュータを使っているのだが、「二進数」のことは少しも考える必要がない。そこまでコンピュータが使いやすくなったのか、文部省の読みが見当外れだったのか。
*1 学習指導要領10年ぶり改定案
*2 文部科学省ホームページ(本記事執筆時は文部省)
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