20011009 HALとマネックス
「2001年宇宙の旅$${^{*1}}$$」で出てくるコンピュータ「HAL」の由来は「IBM$${^{*2}}$$」のアルファベットを一字ずつ前にずらしたものとよく言われている。「Heuristically-programmed ALgorithmic computer$${^{*3}}$$」の略であるという説もある。作者がそう言っている$${^{*4}}$$ので間違いないとしているが、色々な影響を考えて後で取って付けた可能性は十分ある。作者$${^{*5}}$$がそう言ったのだから後から考えた由来だろうが何だろうが関係ない、それが由来である、と考えるべきかも知れない。
この記事を書くきっかけはこのメールマガジン$${^{*6}}$$であった。このメールマガジンはインターネット上にある証券会社マネックス証券$${^{*7}}$$が発行している。ここの社長である松本大$${^{*8}}$$が書くコラムに「マネックス」の由来が書かれていた。HALと同様、MONEYの一歩先を行く貨幣という意味でMONEYの「Y」を一字前にずらして「MONEX」としたらしい。
オリックス$${^{*9}}$$やアラクス$${^{*10}}$$など日本企業は「~クス」が好きな傾向がある。それに倣って「マネックス」と付けたと思っていたが、ちゃんと理由があった。もしかしたら社名由来を頻繁に聞かれるので、これも後付で思いついたのかも知れない。
関係ないが、かつて頭痛にノーシン$${^{*11}}$$は「荒川長太郎合名会社」という会社が製造販売していた。社名が余りにも前時代的なので、アラクスという名の会社を作って古くささを払拭したようである。
*1 20000329 真空(2)
*2 ibm.com
*3 ASCII番外地
*4 Movies/HAL wordplay on IBM
*5 Arthur C. Clarke Unauthorized Homepage(Japanese Version)
*6 マネックスメール 2001年10月9日号
*7 マネックス証券
*8 CNET JAPAN : Newsmakers :松本 大(マネックス証券)
*9 ORIX Harbor
*10 妊娠検査薬 アラクス・チェックワン
*11 ノーシン
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