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20030817 めだかとひる

 実家の近くの田んぼにめだか$${^{*1}}$$が沢山いた。今年はカブトエビが発生する季節$${^{*2}}$$に田んぼに行けなかった。もしかしたら八月でもカブトエビ$${^{*3}}$$やカイエビ$${^{*4}}$$などがいるかも知れないと思って見に行ったが、一匹もいなかった。代わりに田んぼの周りの水路にはめだかがいた。

 幼少の頃にはその水路でめだかを見た記憶がない。上流の農業用水から流れ込んできた鮒などはいたが、めだかはいなかった。

 だれかがめだかを放流したのだろうか。もしかしたらカダヤシ$${^{*5}}$$かも知れない。カダヤシならば蚊の駆除のために人為的に放流したものだろう。

 睡蓮鉢$${^{*6}}$$の中でめだかを飼いたくなった。睡蓮$${^{*7}}$$は実家にある。睡蓮鉢を買いに行ったが、意外に値段が張る。そこで小さなトロ舟$${^{*8}}$$を買ってきてその中に土を入れ、睡蓮を植え水を入れた。ついでにたにし$${^{*9}}$$も沢山入れてやった。めだかをすくった時、水草も一緒にすくってきた。それも捨てずにトロ舟に入れておいた。

 数日経ってから覗き込むと小さなたにしが一杯トロ舟の中を這い回っていた。どうも水草の中に潜んでいたらしい。よく見るとひる$${^{*10}}$$もいる。

 金魚用の餌をやるとめだかは睡蓮の葉の下に隠れていてなかなか食べに来ない。一番最初に動き出すのは「ひる」である。突然の土の中から体を伸ばしてきて口で餌を突きだす。ひるが金魚の餌を食べるというのは初めて知った。

*1 メダカ
*2 カイエビ
*3 カブトエビ類(アメリカカブトエビ)
*4 UMINDO Volume 14 (5) 田んぼをのぞいてみよう
*5 カダヤシ
*6 中国物産 いつか 陶器かめ
*7 花の名所 季節を歩く|勧修寺の睡蓮
*8 ガーデン紀行
*9 オオタニシ
*10 福岡市の蝶introduction ヒル

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