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20020504 いらないものを売る

 先々月に机を買った$${^{*1}}$$。椅子四脚と机とが一緒になって2万円以下だった。最初は机と椅子一つを使っていたが、バランスチェアという椅子を買ったので机だけを使うことになった。椅子四脚は全く使わないことになる。一脚は暫く使ったが、あとの三脚は全く使っていない。そのまま捨てるのは勿体ないので売りに行った。

 一軒目の古物$${^{*2}}$$買い取り店で椅子を見せたら買い取りを断られた。椅子だけでは売れないと言うのだ。机があれば一緒にして売ることが出来るが、椅子だけを買いに来る人はいないと言うことなのだ。そして買い取りは出来ないが、置いていくだけなら引き取るという。ついでにプラスチック製の簾とか水の気化熱を利用した15年以上前の冷風機$${^{*3}}$$を買い取って貰うつもりだったが、これらは逆に引取料金を取りたいぐらいだと言われてしまった。

 椅子四脚だけでもこの店に置いていこうと思ったが、もう一軒行ってみた。

 椅子は一脚500円、プラスチック製の簾は100円で売れた。冷風機は古すぎて買い取れないと断られた。

 この違いはいったい何であろう。買い取りしてくれた店は薄利多売の店である。特殊な形の洗濯機を200円で売っていた店$${^{*4}}$$である。この店はいつ行っても客でごった返しており、陳列棚の商品もしょっちゅう入れ替わっている。最初に断られた方の店はいつ行っても客は殆どいない。売っているものも少し高めである。この高値につられて買い取りも高いのではないかと思ってしまったのだが、違っていた。

 商品の回転率が低いので「安く買って高く売って」いたのだった。椅子も最低価格の0円で買い取るつもりだったようだ。

 いらないものを売るときは客が多くて商品の入れ替わりが頻繁にある店を選ばなければならない、という教訓を得た。

*1 20020314 バランスチェア
*2 古物営業法
*3 TIS-12C
*4  20020223 Wash Machine

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